ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2015.1.9 03:23

円安で企業が国内回帰すると言うバカ


円安のおかげで一部の企業が生産拠点を国内に回帰
させる
らしい。

それをアベノミクスの成果だと産経新聞が誇り、

安倍首相礼賛者が誇っているが、つくづく馬鹿だなあと

苦笑いするしかない。

 

ようするにグローバリズムは「底辺への競争」だから、

日本人の賃金が世界の最底辺に迫ってきたという

ことなのだ。

 

なんでこんなこともわからないのだろう?

知性がゼロなのか?

日本人の賃金が中国人やインド人の貧困層と一緒になって

きたから、工場を日本に戻そうという話だ。

 

それでも企業は数年先にもっと低賃金になることを見込ん

でいるのだし、非正規社員ばかりになることも予定して

いるから、今すぐではなく、数年先になる。

しかも移転するのは企業の生産ラインの一部だけだろう。

なぜなら市場はやはり海外にあって、少子化が進む日本

にはないからだ。

 

その証拠に、2014年の日本企業による海外企業のMA

の件数が557件で過去最高に達している。

円安なのに海外企業の買収を加速させてるのはなぜか?

買収が増えてるのはアセアン諸国の企業だから、

日本企業はアジアの市場に大きな期待を抱いているのである。

日本のグローバル企業は、国内市場にはもう期待していない。

 

円安で企業が国内回帰するなんて言ってる奴は、経済が

わかってない馬鹿である!

漫画家にこんなこと見抜かれて、恥ずかしくないか?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: 「愛子皇太子の可能性」

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