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高森明勅
2015.1.12 12:20

桑田佳祐氏の「尊皇」

ロック歌手の桑田佳祐氏について、私は殆ど何も知らない。

正直に申して、その音楽も余り聴いたことがない。

ただ昨年、
紫綬褒章を受けた時のコメントが立派だったのは覚えている。

また、受章当日の映像を見て、
その極度の緊張ぶりに好感を持った。

他の受章者と一緒に君が代を歌っている場面もあった。

彼はロック歌手でも芸能人でもなく、
1人の国民として歌っていた。

ああ、この人は皇室に素直な敬愛の念を持ち、
それを隠そうともしないんだ、と感じた。

人から教えて貰ったところでは、年末のライブでは、
会場のファンの前で受章の慶びを爆発させたようだ。

ファンと感激を分かち合う為に、褒章をわざわざ会場に持参。

感謝の気持ちを込めて、替え歌まで披露している。

この度の受章は、ファンがいて、メンバーがいて、
スタッフがいてくれたお蔭だから「みんなの褒章」ーと歌って、
歓声に包まれた。

私はその時の模様を音声で聴いただけながら、
ファンと一体になった慶びは伝わってくる。

自ら「下劣極まりない」と称するロック歌手が、
ここまで率直に受章の慶びを表現していることに、心打たれる。

中には、桑田氏のはしゃぎぶりに眉を顰める人もいるらしい。

皇室への敬愛の表し方は多様であり得るから、
桑田氏のようなスタイルと同様に、そうした表現の形もあるのだろう。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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