ゴー宣ネット道場

BLOGブログ
笹幸恵
2015.1.23 14:54

なぜか?

先日のブログ、とんでもないミスをいたしました。

最後通牒で戦争が始まったように記していますが、

正確には「宣戦布告」です。

おバカ丸出し・・・。

お詫びして訂正いたしますm(__)m

 

さて、陛下は

満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、

今後の日本のあり方を考えていくこと」が

大事だとおっしゃっています。

 

このお言葉を知って、私はある海軍軍人の

言葉を思い出しました。

戦艦「大和」による水上特攻のとき、

巡洋艦「矢矧」に乗っていた池田武邦さん。

私が主宰する勉強会にお招きしたことがあるのですが、

このとき、彼は最後にこうおっしゃいました。

「歴史を知ってはじめて未来が得られる」

 

本当にそのとおりだなあと思います。

 

「今後の日本のあり方」を考えるとき、

終戦時に人々が何を思ったかを知るのも

一つの参考になるかもしれません。

そこで、山田風太郎『戦中派不戦日記』の

一部を紹介したいと思います。

山田風太郎は、「忍法帖」シリーズで

爆発的な人気を博した作家(といっても

私は当時を知りません)ですが、

戦時中は医学生だったため、

23歳という年齢でありながら戦場には行っていません。

その彼が記した昭和20年の日記が、『戦中派不戦日記』です。

 

8月16日の日記に、次のように記しています。

 

『僕はいいたい。日本はふたたび富国強兵の

国家にならなければならない。そのためには

この大戦を骨の髄まで切開し、嫌悪と苦痛を以て、

その惨憺たる敗因を追究し、噛み締めなければならぬ。

(中略)にがい過去の追及の中に路が開ける。

「なぜか?」

日本人はこういう疑問を起すことが稀である。まして、

「なぜこうなったのか?」というその経過を分析し、

徹底的に探究し、そこから一法則を抽出することなど

全然思いつかない。考えて出来ないのではなく、

全然そういう考え方に頭脳を向けないのである。

一口にいえば、浅薄なのである。上すべりなのである。

いい加減なのである。

 我々は忍苦する。残念ながら忍苦する』

 

そして彼は、今後の日本人がどうあるべきか、

これから生まれてくる日本人をどう教育すべきかを

縷々述べた上で、さらにこう記しています。

 

『甘い、感傷的な、理想的な思考はみずから抑えよう。

そしてこの一念のみを深く沈澱させよう。

敵が日本に対し苛烈な政策をとることをむしろ歓迎する。

敵が寛大に日本を遇し、平和的に腐敗させかかって来る

政策を何よりも恐れる。

戦いは終った。が、この一日の思いを永遠に銘記せよ!』

 

感情のままに書きなぐったであろう一医学生の文章ですが、

悔しさの中にも冷静さを失っていません。

果たして、この日記のあとの「戦後日本」は、

苛烈な政策の中で臥薪嘗胆したでしょうか。

むしろ彼が恐れた「平和的に腐敗させかかって来る政策」に

よって、私たちはより浅薄で、上すべりで、いい加減に

なってはいないでしょうか。

そもそも「なぜか?」と問い続けているでしょうか。

 

なぜ戦争が始まったか。

なぜ戦争に負けたか。

なぜ「戦後」は70年も続いたか。

なぜ原発事故が起きたか。

なぜ原発を再稼働させようとするのか。

なぜテロは起きるのか。

なぜ人は、見たいものしか見たいのか。

 


「『新戦争論1』と戦後70年」

平成27年2月8日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

次回「ゴー宣道場」(28日開催)のテーマを

「『新戦争論1』と朝日新聞の慰安婦報道」としていたが、

変更しようと思う。

「『新戦争論1』と戦後70年」としたい。


朝日新聞の慰安婦報道もこの中に括って、

議論の俎上に載せる。

『新戦争論1』はまだ発売されてないから、
師範方が
ブログで書けない。

だが発売されたら、日本の戦争に関する議論では、

無視できないものになるので、テーマに入れる。

「朝日新聞の慰安婦報道」だが、
これも緻密な読み方
を強いられるから、
師範方がブログで書くのが億劫に
なるだろう。

そこで「戦後70」という大枠をテーマにすれば、

師範方も書けるはずだ。

天皇陛下が年頭に当たっての感想で、

この機会に満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に

学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、

今、極めて大切なことだと思っています
と仰っている。


このメッセージを受け止めよう。

戦後70年をどう思うか?

何を日本人は考えるべきか?


大いに議論しよう。

読者諸君も何を議論したいか、意見を聞かせてほしい。

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

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reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成27年1/28(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ




笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

次回の開催予定

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第94回 令和2年 12/6 SUN
14:00

テーマ: 「コロナ後のリベラル」

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