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高森明勅
2015.2.19 05:00

イスラエル、ネタニヤフ首相の危うさ

安倍首相は今回の中東歴訪で、イスラエルのネタニヤフ首相との
親密さ”を、国際社会に強くアピール。

その表情は誇らしげだった。

だが、イスラム社会では「テロリスト」とさえ呼ばれる
ネタニヤフ氏とはどんな指導者か?

専門家が指摘する事実関係の一端を紹介しよう。

ネタニヤフ政権はヨルダン川西岸の入植地拡大の政策をとり続け、
それがオバマ政権のケリー国務長官の和平工作を挫折させることに
なっている。

占領地における土地などの財産接収は国際法に違反する行為だが、
(それを公然と行うー引用者)ネタニヤフ政権の姿勢は

ヨーロッパ諸国をイスラエルから離反させるとともに、
同盟国であるアメリカのイメージを損ない、
将来における米国へのテロを増加させる要因ともなりかねない」

2014年10月1日にオバマ大統領と会談する直前、
イスラエルは2610の新たな住宅を東エルサレムに建設すること
宣言した。

…ジョッシュ・アーニスト・ホワイトハウス報道官は、
イスラエルの新たな入植地(住宅)
建設は、最も親密な関係にある
同盟国(米国)
を遠ざけるものだと、異例のイスラエル批判をした。

それに対して…ネタニヤフ首相は…
米国政府の意向を無視することを明らかにした」

「フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)
外務・安全保障政策上級代表(前・
イタリア外相)は、
2014年11月8日にガザを訪れ…
ガザ市民だけでなく全世界が、
これ以上の(
イスラエルによるー引用者)ガザ攻撃は容認できないと
述べた」(
宮田律氏)

こんな人物との「協力姿勢を大々的に打ち出した」りすれば、
アメリカからも、EUからも鼻つまみ。

安倍首相は分かってやっているのか? 

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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