ゴー宣ネット道場

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切通理作
2015.5.16 23:56

差別者の「逆らうやつは潰す」論理に抗する

 

昨日のブログを見たMarkWinchesterから、

私に対し、次のようなメッセージがツイートされました。

 

「やっと香山ネタから離れたみたいので、来週大学講師として質問状出します。」(MarkWinchesterのツイートより

 

な、なんなんでしょう、これは?

「大学講師として質問」?

じゃ、いままでは、たとえば「ただの人間」としての質問だったのか?

来週俺は大学講師という
権威ある立場から問うてやるから、

待ってろよ!・・・とでも言いたいんでしょうか。

 

さすが、かつてトッキーさんを通して

小林よしのり氏に

So you drawcartoons heh?

CartOOnisteh?Takingthe piss, that’s your life?

「漫画家だと?笑わせるぜ!それがテメーの人生かぁ?」)

という差別的なツイートをした人間です。

 

差別的なふるまいが骨の髄まで染みついていて、

それがホンのちょっとした発言、捨てゼリフにも出てしまう。

 

まことに人間らしい・・・もとい、人間性があらわれていますね!

 

こんな人間が、なぜアイヌ問題などという

反差別と思える活動をしているのだろうと

疑問を持つ人もいるかもしれません。

 
しかし、彼らのやっている事は、
結局、敵対するとみなした存在への
レッテル貼りであり、ネガキャンです。

金子快之(やすゆき議員が札幌市議会から議員辞職勧告決議を可決され、次の市議選でも落選した事で勢いを得て、

 

アイヌが「民族」と呼べるのかどうかという事に

疑問を表明しただけで「ヘイトスピーチ」の

枠に入れる事がやりやすくなり、

そのことで「糾弾していいんだよ、やっちゃえ!」
というムードを煽っています。

 

MarkWinchesterの編著本のタイトルは

『アイヌ民族否定論に抗する』という、

いかにも弱者が権力に逆らっているかのような

「抗する」という言葉を使っていますが、

『アイヌ民族実在論に逆らう者は潰す』

というのが実際のMarkの行動です。

 

「ヘイトスピーチ」とは、

あくまでも、Markのような

差別的な言辞を浴びせることなのであって、

アイヌが「民族」であるかどうかについて論議するのは

「ヘイトスピーチ」ではありません。

 

逆に、論議する事も出来なくなってしまったら

問題はタブー化し、誰も触れられなくなります。

日本社会にこのような権力が、

既に誕生しつつあるのです。

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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