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小林よしのり
2015.5.27 02:24政治

安保法制の安倍首相の答弁をチェック


安倍首相の安保法制の答弁が支離滅裂なので、わしがチェックを

入れてやった。

安倍首相はこう答弁すれば筋が通るのだ。

 

「米軍が攻撃を受けても何もできない。それではいけないので

自衛隊員も米軍のために血を流すし、死者も出す。

自衛隊員の活動範囲が広がり、武器使用も緩和されるので、

リスクが高まるのは当然で、それが双務的な日米同盟だ。

双務的にすれば米軍も日本を守ってくれるから、中国に対する

抑止力が高まり平和になるのだ。

岸信介が安保条約を改定した時も、沖縄がベトナム戦争の

兵站を担ったから戦争に巻き込まれているのだが、

運よく日本は戦地から遠いから攻撃されなかった。

だがベトナム戦争も、アフガン・イラク戦争も、アメリカが

起こした侵略戦争だということは、歴史が証明している。

したがってアメリカに追従する以上、「平和安全法制」という

のは言い過ぎだ。

イラク戦争を強力に支持した自民党の前科を考えれば、

「戦争法案」というのも、あながちレッテル貼りとは言えない。

あの時、イラク戦争に日本政府が反対していれば、国民から

信用されただろうが、主体性ゼロを見せつけられたから、

もう信用度ゼロだ。

だが、中国が恐くて日本一国で防衛できそうにないから、

とにかく米国に守ってほしいのだ。

だから米国に抱き付きたいのだ。

野党のみなさんは、この恐怖を和らげるにはどうすればいいか

代案を出してください。」

 

こう正直に言えば、野党も代案を出さざるを得なくなる。

与党も野党も本音の議論をやらないから、話がかみ合わないし、

かみ合わないまま、国民もチンプンカンプンで、自分の頭では

考えられなくなる。

国民はわけがわからぬまま、平和ボケを延長させたがって、

今まで平和だったから、明日からも平和でしょと、ニヒリズム

を浸透させるばかりで、政権の支持率も下がらない。

ニヒリズムが浸透してる国では、国民は考えたくないから、

強いリーダーを演じれば、結局ついて行くのだ。

「強い者になびく」ただそれだけの日本である。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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