報道ステーションで、国会で審議中の安保法制について、
憲法学者198人(憲法判例百選の著者)に緊急アンケートを
して、その中間報告をしていた。絶妙の企画だ。
憲法学者198人中、返答があった50人の分析では、
安保法制は憲法違反だと答えた学者が45人、違反の疑いが
あるが4人、違反の疑いはないは、たった1人だった。
そうだろうなと納得した。
そもそも自民党は第二次憲法改正草案を見ても、無茶苦茶
だった。
立憲主義の基本を踏み外して、国民を縛るための価値観を
盛り込もうとしたり、憲法順守の義務を負う対象から天皇が
外されていたり、立憲君主制にもなってないデタラメな草案
を作っていたから、彼らは憲法とは何かを考えたこともない
無知な権力者なのだ。
日本国憲法なんてワイマール憲法のように空洞化させれば
いいとしか思っていない。
アメリカに追従する必要性から法案を作り、それに憲法を
合わせるための理屈をねつ造するという作戦だから、
根拠が最高裁の砂川事件判決という、どうみても無理筋を
主張し始める。
砂川判決そのものがアメリカ追従のための判決であって、
日本国の主権の限界を象徴するものであるのに、自民党や
ポチ保守どもの劣化は果てしがない。
彼らは日本人の誇りを持たぬのだ。
日本国の主権を取り戻すための憲法改正なら、わしは賛成
するのだが、今の自民党およびポチ保守には期待できそう
もない。