ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2015.6.27 09:56政治

権力に驕り、議論から逃げる自民党


それにしても皮肉なものだな。

自民党執行部は、わしが呼ばれていた自民党リベラル派の

勉強会を、安保法制に影響するからと圧力をかけて中止させ、

同日が初会合だった安倍応援団の勉強会は許可した。

 

安倍応援団は百田尚樹を呼んでおり、「沖縄の二つの新聞社は

潰さなあかん」「基地の地主は大金持ちで六本木ヒルズに

住んでいる」「米兵のレイプより沖縄人のレイプの方が多い」

等々でたらめな百田の発言に賛意を示して盛り上がり、

大西英男議員は「マスコミを懲らしめるには広告料収入を断て」

などと発言し、マスコミの言論統制について全員でとことん

野蛮に勉強(?)し合った。

 

このような暴言だらけの言論は、「WiLL」などのタカ派の

言論誌や、某衛星テレビや、ネット右翼などが、しょっちゅう

繰り返している妄言で、わしはこのような言論が嫌になって

自称保守言論誌とは絶交することにした。

 

だが、この手の劣化したネトウヨ的妄言は、もはや自民党議員

の中に蔓延しており、日常不断にあのような乱雑な意見が

飛び交っているのが実情だろう。

彼らの知性の劣化は底知れぬ様相を呈している。

 

安倍応援団の妄言勉強会は、見事に首相の背後から銃撃を浴びせ、

この勉強会の代表・木原稔青年局長は更迭されることになった。

小林よしのりを排除したせいで天罰が下ったようなものだ。

今後この勉強会は馬鹿の巣窟としか見られなくなるだろう。

「妄言勉強会」という名で活動を続けることを許可しよう。

 

一方、宏池会系の勉強会も、執行部の圧力に屈して、

小林よしのりを呼べなかったヘタレ・リベラルと見られ、

負い目を感じながらやっていくしかなかろう。

 

昨夜の「朝まで生テレビ」には、出演を承諾していた自公の

若手政治家は全員キャンセルしていた。

ここにも自民党執行部の「出演自粛圧力」があったという。

安保法制を国民に説明する絶好の機会から、逃げまくる自民党。

自民党にも公明党にも、自信を持って安保法制を説明できる

議員など、一人もいないのだ!

 

国民への説明が不可能な法案を、強行採決してしまうことが

出来るのか?

権力を握る快感に酔いしれ、言論封殺を願望し、議論を避け

まくる自民党に対して、もっとデカイ天罰を、国民が下す時が

来るだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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