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高森明勅
2015.7.8 08:50

靖国参拝無き安保法制

集団的自衛権の行使は、独立国なら当たり前。

だが問題は、今の日本が独立国なのか、どうか。

と、以前にも述べた。

具体的には、例えば首相の靖国神社参拝。

今年は戦後70年の節目の年。なのに、
安倍首相が靖国神社に参拝する気配は、微塵もない。

どころか、安倍首相はよりによって、
靖国神社に勅使のご差遣を仰ぐ4月22日、
春季例大祭当日祭の日に、中国の習近平国家首席との
首脳会談を行った。

もう靖国神社参拝は致しません、
と中国側に約束したと受け取られてもやむを得ないタイミングだ。

これは中国への屈服である以上に、アメリカへの屈服だろう。

首相の靖国神社参拝の“再”中断は、
一昨年、
アメリカからクレームを付けられたのが、
決定的だったとしか考えられないからだ。

祖国の防衛に一命を捧げられた戦没者への追悼や顕彰すら、
他国の言いなりになって、さっさと中止してしまうような独立国が、
一体どこにある?

そんな体たらくで、
集団的自衛権行使の法制化に踏み込めばどうなるか。

余りにも分かりやすい話だ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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