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高森明勅
2015.7.26 13:37

世界「強制」遺産、教科書に波及の懸念

教科書問題が語られて久しい。

だが、少なくとも中学歴史教科書は、
たとえ僅かずつでも改善が見られる。

その改善に「新しい歴史教科書をつくる会」
取り組みが果たして来た役割は決して小さくない。

例えば、朝鮮人の戦時徴用。

大月短期大学名誉教授の小山常実氏の調査によると、
つくる会が結成される前は、全7社の教科書で徴用を強制と
扱っていたという(『
大月短大論集』33号)。

ところが、今や激減。

確信犯的な学び舎(今回が初検定)

清水書院の2社だけになったようだ。

まことに結構なこと。

だが今回の世界遺産登録で、
日本政府は愚かにも登録を最優先して、
徴用について「強制性」
を認めるという、
韓国に対する決定的な譲歩を行った。

しかも、“犠牲者を記憶に留める措置”の実施まで、約束した。

これによって、教科書に再び徴用を強制とする記述が復活し、
更に拡大する危険性も懸念される。

何とも愚劣極まることを仕出かしたものだ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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