ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2015.7.28 03:28新刊情報

『卑怯者の島』は戦記物ではないのです


皇学館大学の田中卓名誉教授が、『卑怯者の島』を読んで、

「これは問題作だ」と言っておられたとのこと。

その際、ペリリュー島の地図を描いて、兵士の動きを説明

した方がいいと、仰っておられました。

 

しかし、この作品はあくまでも「物語」であり、事実を記録

したものではありません。

そこが笹幸恵さんの書く「戦記物」とは違う点です。

したがって、戦記マニアの鑑賞に堪えられるかどうかは、

わかりません。

 

もちろん下地として、ペリリュー・アンガウルの戦記や記録を

調べ上げ、船坂弘、久山忍からジェームス・H・ハラスまで

読んで、現地パラオ・ペリリューを取材し、パラオに住み、
当時を知る人々にもインタビューしました。
それを『戦争論』シリーズの一章で戦記として描こうか

思っていたのですが、それでは現代人の当事者意識に
結び
付かないと思い、一旦封印しました。

 

そして「もし、突撃!と言われて、こっそり塹壕に戻って

生き延びた兵士がいたら、どうなるのだろう?」という妄想に

憑りつかれ、この発想から物語として描くことにしました。

したがって、舞台設定のモデルはペリリューですが、

どこの島でも同じ極限状況なので、作中でもペリリューとは

特定していません。

 

戦記物と戦争漫画は、全然違うので、作中人物は全部創作です。

ですが、戦場の過酷さも、人物の心理も、かなりリアルだと

思います。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: 「コロナ禍と女性の地位向上」

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