ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2015.8.8 10:34政治

SEALDsのメンバーに会ってきた


SEALDsの一名と2時間くらい話をして来た。

聞きたかったのは、政党や運動団体に繋がりがあるのか?

特定のイデオロギーで統一された集団か?という点である。

結論から言うと、そういうものは何もない。

護憲か改憲かもバラバラで、戦争に反対でリベラルな傾向は

あるが、憲法9条というより「立憲主義」を守るべきだと

する一点でSNSを利用して集結する集団である。

 

薬害エイズ運動のときのように、運動自体に「やりがい」を

見つけて、日常に復帰できない若者ではない。

薬害エイズ運動に関わった若者も、今では自分の現場を見つ

けて、地道に生きているだろうが、SEALDsの若者は、

できれば早く辞めたい、自分の楽しみに戻りたいし、日常に

復帰したいと願う健全さを持っている。

連日のデモでずいぶん疲れているようだ。

 

安保法制にはずいぶん不安を持っていて、その不安は当然だ

と思う。

実はもう一名、来る予定だった若者は、「小林よしのりが

安倍政権もネトウヨも、この右傾化した社会状況も産んだ」と

思っているらしく、わしに謝罪を求めるつもりだったらしい。

こんな若い者まで、小林よしのり元凶説を信じているのも、

ネットのせいだろう。

だが、ツイッターに「朝まで、小林よしのり氏の本を読んで

いろいろ悩んだんですが・・・」結局キャンセルすることに

したとつぶやいているらしい。

ナイーブな子だ。今度「ゴー宣道場」に来ればいい。

 

民主主義を信じているのなら、わしとも議論できるだろう。

わしと議論できずに、中韓と外交で合意できるはずがない。

中韓よりは、わしの方がはるかに聞く耳持っているのに。

 

SEALDsの若者は、わしの孫くらいの世代だ。

まだ若いんだから、思想的に未熟でも仕方がない。

それが当たり前だ。

今、安保法制によって、民主主義や国家観に目覚めたばかりの

若者を、国会議員や大人たちが「上から目線で」非難するのは

みっともない。

その大人たちも大した思想には達していない。

 

最近は高校生までが、渋谷に5000人も集結して、

安保法制反対でデモをするようになったらしい。

安保法制が自分たちの将来に繋がる話なので、不安なのだろう。

すぐさま戦争にならずとも、10年後はわからない。

10年後は徴兵制だって復活しかねない、中東になんか戦争

しに行きたくないという不安感が、大学生・高校生・女性たち

を突き動かしているに違いない。

 

庶民感覚でそれほど不安になるのは、安倍首相が嘘ばっかり

ついているからである。

嘘をついていること、説明に整合性がないことは、もはや

子供でも分かるレベルなのだ。

「総理大臣が言ってるんだから間違いない」という法治国家

無視の独善的な断言が、ますます信用ならないと若者や女性に

思わせている。

それなりに庶民は直感が働いているのだろう。

 

わしはこれらの反対運動を、過大評価もしないし、穏やかに
見守ろうと思う。
若者の未来の話だし、母親の子供の未来でもあるのだから、
邪悪で未熟な大人どもに潰されないように頑張れ!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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