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小林よしのり
2015.8.25 13:21政治

米国の「戦争犯罪」を認めない安倍首相


山本太郎議員がすごくいい質問をしている。

米軍がファルージャで民間人虐殺を行っていた「戦争犯罪

についての質問だが、安倍首相はこれを「戦争犯罪」と

絶対に認めない。

その情報を、検証してないから答えられないと言う。

 

ならば政府が、第三者による「イラク戦争の検証委員会

を作るべきだろう。

日本は国連で世界各国に対して、イラク戦争支持を求める

ロビー活動を行っているし、復興支援の名目で派遣された

自衛隊員が35名も死んでいて、帰国後にも25名の自殺者

が出ている。

航空自衛隊がイラクで輸送した6割が米兵で、彼らは

ファルージャに行って民間人を虐殺していた。

日本にも米軍の「戦争犯罪」に加担した責任がある。

 

山本太郎の質問はさすがに俳優だけあって、言葉に魂を

込めているから実に分かりやすく、頭に入って来て、

退屈しない。説得力がある。

山本議員の質問を聞くときの安倍首相の、さも不愉快

そうな顔は見ものだ。

 

安倍首相は、「米軍の戦争犯罪」なんて、見たくないものは、

見ないという主義らしい。

驚くべきことに安倍首相、米軍が行った日本への原爆投下や

都市空襲ですら「戦争犯罪だった」と明言しないのだ!

宗主国さまの「戦争犯罪」なんて怖くて認められないという

心理のようだ。

 

こんな首相が米国の侵略戦争の後方支援を拒否できるわけが

ない。

ショー・ザ・フラッグ」とか言われたら行くに決まっている。

この「ショー・ザ・フラッグ」という言葉自体も、

当時の安倍官房副長官がでっち上げた架空の発言だったという

話もあるので、これも検証が必要だ。

安倍首相以外にも、従米保守の首相は今後も現れるだろう。

日米同盟の亀裂が日本の存立危機と言い出す日がいつか来る

に決まっている。

イラク戦争を支持した連中は絶対に信用してはならない!

全然、反省していないのだから!!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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