ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2015.8.28 03:57政治

米国というDV夫とは離縁しろ!


週刊文春で宮崎哲弥が、2001年の同時多発テロ直後に、

横須賀を出港した米空母や、佐世保を出港した揚陸艦に、

日本はすでに海上自衛隊の護衛艦を随伴させていると

言っている。

すでに事実上、日本政府は「調査研究」の名目で、集団的

自衛権を行使しているのだから、今さら法の安定性に

拘るのは無意味だと言うのだ。

 

だったら、侵略戦争に加担したのだから、小泉元首相や

外務官僚など、当時の為政者の判断を「間違いだった」

と裁くべきだろう。

 

戦前に軍部が暴走して満州事変を起こした事例を見よ。

軍部にしたら現場のリアリズムからやむを得ないという

理屈になるし、政府はそれを追認するしかなかったのだ。

 

軍部の暴走も、文民の暴走も同じこと、国民が知らぬ

うちに侵略戦争に加担していくことを防ぐためには、

法の安定性を完全無視してしまう権力に対して、

「否」を突きつけるしかない。

 

一国平和主義に立て籠もる必要もないが、地球規模の

平和主義など絶対に無理だということを諦観しろ!

まずは一国で守れるかが、自主独立の要諦である。

中国も北朝鮮も大した危機ではない。

姑息な解釈改憲よりも、国家主権を回復する憲法改正

を国民に説くことこそが王道である。

 

「アフガン戦争にしてもイラク戦争にしても、日本には

結局オプションがありませんでした」なんて意見に、

同意できるのは、単なるポチだからに過ぎない。

安保法制によって「むしろこれからは手伝うことも

手伝わないこともできるようになるわけです」って、

何の根拠で言ってるのだ?

「米国に対する影響力をより強めることができると

見るべきです」って、頭がおかしいと断言しよう。

 

米軍基地を置いて、思いやり予算出して、地位協定と

いう不平等条約に甘んじて、今度は米国のために血も

流そうという態度では、もはや同盟の双務性を

はるかに超えて、ただDV夫に殴打されながらついて

行くマゾヒスト妻に堕してしまう。

DV夫とは離縁しろ!わしはそう忠告する。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: 「皇室スキャンダルと国民」

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