ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2015.9.3 01:18メディア

今朝の「そもそも総研」で感じた


今朝の「そもそも総研」で安保法制反対デモに参加していた

女性たちの意見を聞いた。

 

「9条を潰すな」とか「戦争できる国にするな」という主張

だったら、日米安保に胡坐をかく反戦平和主義というズルい

イデオロギーだから、わしは不愉快になる。

 

シールズに関しては、対談した時に、「しばき隊」に影響を

受けていることがわかったので、わしはもう政治的に無色

だとは思っていない。

だが、末端では政治的に無色な若者も動員してるだろう

とは思う。

薬害エイズ運動のときの構図に似ている。

わしの『脱正義論』のことも研究している者がいて、

わしを騙す方法も教えているなと感じた。

 

女性たちの意見には共感する。

特に月10万円で子供3人を育てているシングルマザーの

感覚には同情する。

「こんな運動は止めたくてしょうがない、子連れで電車に

乗るのも大変だ、しかし海外で武力行使したら、日本人

が報復される、将来的には我が子に戦争の禍が降りかかる

かもしれない」と言っていた。

政府が国民の平和と安全のためと言っていることは知って

いる、徴兵制はないと言っていることも知っている、

だが、真っ当な憲法改正ではなく、憲法解釈で何でも

やってしまう政府を、もう全然信じられないと言うのだ。

これは核心を突いている。

政府に対する信頼感が完全に失われている!

 

庶民の中にはやはり「立憲主義」の重要性を感覚で

わかっている者がいて、法を形骸化させる権力に対して、

恐れを抱いている。

これは凄いことで、こんな女性が多いのなら、民度は

相当高いと言える。

 

自称保守、その実、従米保守の連中の方が、権力を無条件に

賛美するばかりで、民度が圧倒的に低い。

日本国の主権が政府にすらない、米国に委ねてしまっている

という現実に気づきもしない。

 

今朝の「そもそも総研」の、あのシングルマザーの言葉には、

瞠目するものがあった。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: 「憲法は今、生きているかーーコロナ禍、自衛権、天皇」

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