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高森明勅
2015.9.4 14:44

旧宮家系国民男子は1人だけ?

皇統の危機をどう打開するか?

皇室典範を改正して、旧宮家系国民男子に新しく皇籍取得を認めよう、
という意見があった。

だが、皇室と国民の区別を曖昧にする、との批判が早くからある。

つい先頃も、旧宮家系男子の1人、竹田恒昭氏が大麻所持で
起訴されたばかり。

皇族と結婚したのでもないのに、
民間人が皇籍を取得できるような
制度改正は、
皇室の尊厳を重んじるなら、厳に差し控えるべきだろう。

しかも彼を除くと、旧宮家系の未婚の成人男子は、たった2人。

しかもその中の1人は、独身といっても秋篠宮殿下より年長。

となると、残るは自動車販売会社に務める30台の1人だけ。

どんな人物か、まるで不明。

そもそも、ご本人に皇籍取得の自発的な意思があるのか、どうか。

既に結婚している可能性も。

これまで、
「4乃至(ないし)5の宮家を常に確保し続けることによって、
側室なくとも男系継承は確率論的に可能である」(竹田恒泰氏)
との指摘もあった。

だが、「4乃至5の宮家を“常に”確保し“続ける”」どころか、
初っぱなから、
たった1つの宮家の確保すら、極めて不透明。

皇室の存続を願うなら、もはや残された選択肢は、
1つしかないのを覚るべきだ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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