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トッキー
2015.9.28 05:01政治・経済

SEALDsの学生デモは斬新か?

SEALDsの学生デモを見て、
全く新しい形態の運動が出現したと
過剰に褒めそやしている
無知な人がいるそうですが、
あれはもう20年も前の
薬害エイズ運動で
やっていたことです。
特定の非常事態に対して
「個人」が緊急行動として
期間限定で行う運動
というのは、よしりん先生が
薬害エイズ運動に参加する際に
提唱したコンセプトですし、

『脱正義論』P36
ラップでパレードというのは
その時の学生が考えて始めたことで、
CDの製作・販売もやっていました。
『脱正義論』P29

ところが運動が注目された後、
これが利用され、変質し、
「個」を失って運動に埋没しかねない
若者が現れたために、
よしりん先生は運動を総括した
『脱正義論』を描いたのです。

『脱正義論』P39

なので、SEALDsの運動を見ても、
私はデジャ・ヴュしか感じません。

ただし、薬害エイズ運動は、
実際に薬害被害者たちが、10代の子供まで
次々死んでいった時であり、
裁判の早期和解のために
どうしても必要な運動だった
という点が決定的に違います。

『新ゴーマニズム宣言2巻・15章』

そして、裁判の和解という成果をもたらし、
勝利を得たということも全く違います。

学生参加の社会運動で勝利を収めた事例は、
おそらく後にも先にもこれだけになる
のではないでしょうか。
かつて薬害エイズ運動に参加し、
その後はきちんと日常に復帰し、
現在は40歳前後になっているであろう
元学生たちは、必要な運動に参加し、
勝利したことを誇りにしていいと思います。
トッキー

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