ゴー宣ネット道場

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切通理作
2015.10.15 05:55

いつの間にか分けられている


歴史社会学者の小熊英二さんが、
13日の朝日新聞夕刊の記事『思想の地層 デモから選挙へ 自己規制を取り払おう』で、
国会前のデモがいくら盛り上がっても、
「運動の高揚は、必ずしも選挙結果に直結しない」とし、
それは国会議員の側になって考えてみれば
「国会前の群衆」よりも「町内会や業界団体、労働組合」を
回った方が票に繋がるからだ・・・・と書いています。

 

それにより「組織外の多数派」の声が政治に反映されなくなり、
ひいては政治不信が生まれる事が構造的な問題だと。

 

しかし同時に、議員の側も、
今や町内会を訪れても高齢者にしか出会えず、
そうした地域団体を回る従来の選挙戦術自体が
限界につきあたっていると指摘します。

 

これを小熊氏は「変化のチャンス」だとして、
民主党議員の辻本清美さんによる、次の発言を引用します。

 

「リベラルの側は、集会には行くんだけれども、
じゃ、自分の住んでいる町で本当に草の根でつながっているか、
商店街のおっちゃん、おばちゃんと話をしたことがあるかっていったら、
ないんですね」

 

地域で繋がりを広げて「まず10人、核をつくる」。
それを浸透させ広げていけばいいのではないかというこの辻本氏の説を受けて、
小熊氏は、地域でも学校でも、政治の話題を過剰に避けることなく、
共有できる人は居るはずだと書きます。

 

小熊氏自身、近隣の人と挨拶や世間話をする中で、
自宅の「向こう三軒両隣」に、
国会前の集会に行った人が2人居るとわかったといいます。

 

「もちろん近隣には、志向が違う人もいる。
そうした人とも、素直に話せばよい。
無理に「中立」を装う必要はない。
自己規制で会話もできない社会より、
意見が違っても気軽に話せる社会の方がずっとよい。
健全な社会、健全な政治は、そんな自己規制を取り払うことから始まる」
(小熊氏の文より引用)

 

この小熊氏の考えには賛成です。
ある物事の「賛成⇔反対」の陣営に閉じこもることなく、
お互いに議論できる素地が
地域にもあってほしいなと思います。

 

と同時に、こんなことも考えてしまうのです。

以下は喩え話であり、僕の身に実際に起きた事ではありません。

 

僕にとって、自分の近隣に住んでいて、
たまに声を掛け合う「Aさん」という人がいたとしましょう。

 

その「Aさん」が、ツイッターをやっていると聞いて、
見てみたら、僕の事を既にブロックしていることがわかる。

 

どうやら「Aさん」は特定の政治心情を持っていて、
反対勢力ばかりか反対勢力の人間とフォローし合っているだけの人間も
同時にブロックするシステムを導入しているらしい。

 

たぶん「Aさん」は、
僕をブロックしている事自体にも気付いていないかもしれません。

でも翌日から、
僕は「Aさん」に、政治の話を持ちかけようとは思わないでしょう。

 

それはひょっとしたら、僕に勇気がないだけかもしれません。


でも小さな勇気に一歩踏み出す事を阻害する要因を、
民主勢力を名乗り、意見が違う人とでも素直に話せる社会がいい・・・・と言っている人間が導入しているとしたら?

 

もちろんこれには「ツイッターの人間関係なんて、数ある中の一つに過ぎない。しかも直接対面するリアルな関係ではないのだから、問題にならない」
という反論も想定されます。

 

しかし町内会もツイッターも、
思想でつながることを前提にしたものではないという点では同じです。

 

にも関わらず、いつの間にか振り分け装置が働いていて、
実はリアルな人間関係以前に縛りがかけられているとしたら、
それはやっぱり、あんまり健全なことではないと思うのですが、いかがでしょう?

 

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「とりま民主主義ってデモか?」

平成27年11月8日(日)午後1時 から
『大阪研修センター 江坂』 にて開催します。

「大阪研修センター 江坂」
(住所:大阪府吹田市江坂町1-13-41 SRビル江坂 )は、
JR新大阪駅から地下鉄御堂筋線で4分、
または地下鉄梅田駅より9分、
地下鉄御堂筋線『江坂駅』 から徒歩1分です。


会場のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

関西版「ゴー宣道場」のテーマを発表します。


「とりま民主主義ってデモか?」

右も左もデモばかりの民主主義。

なんか変だと思いません?


マスコミさんは大喜び。

ヘイトスピーチ、法律で禁止せよと弾圧されるデモもあれば、

おりこうさん、おりこうさんと褒められるデモもある。

なんか変だと思いません?


関西らしくエッジの効いた議論をやってみいひんか?

東京もんの偽善者はウンザリや!

本音さらそうやないか!

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
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※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

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reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

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申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成27年10/28(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

次回の開催予定

第96回

第96回 令和3年 4/11 SUN
14:00

テーマ: 「皇室スキャンダルと国民」

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