ゴー宣ネット道場

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高森明勅
2015.12.2 05:47

道徳、不道徳、非道徳

道徳について考えるなら、道徳か不道徳か、という二項対立だけでは
危険。

少なくとも、もう1つ、非道徳というカテゴリーを導入する必要が
ある。

道徳でも不道徳でもない領域だ。

例えば幼児は、周囲に迷惑をかけ放題。

だが本人は、まだ道徳そのものを理解できない。

だから、わざとみんなに迷惑をかけている訳ではない。

つまり、不道徳なのではなく、非道徳ということ。

それを不道徳な振る舞いをしているように腹を立て、
順を踏んでゆっくり躾をし、愛情を持って道徳の基礎を身に付けさせる
のではなく、
感情的になって虐待するような親がいたら、その親の方が
不道徳だ。

一方ヤクザは、改めて言う迄もなく、非道徳ではなく不道徳。

彼らは道徳がいかなるものか、ちゃんと心得ているからだ。

彼らの親分や兄貴分への態度を見ると、実に道徳的。

心の中でどう考えているかはともかく、
そこらの堅気の人々より
遥かに道徳的な振る舞いをする場合がしば
しば。

ところが一旦、組の外へ出ると、狙い澄ましたように不道徳に
振る舞う。

これも、実は道徳が分かっていないと出来ない。

じゃないと、たまには偶然、道徳的に振る舞ってしまうはず。

だが、彼らは決してそうしたヘタは打たない。

彼らは意外と道徳の何たるかを理解しているのだ。

また例えば、恋愛は道徳か不道徳か、と言えば原則、
非道徳に
分類されるはずだ。

勿論、近親相姦の禁忌などはある。

そうした、幾つかの禁止事項に抵触した場合は、
不道徳とされても
やむを得ない。

恋愛が元で、様々な不道徳な行為や犯罪にまで及ぶ例も、普通にある。

だが、そうでなければ、非道徳。

同性愛は、もとより不道徳ではなく、恋愛一般と同様、
非道徳に位置付けられるべきだろう。

更に、1つの行為について、ある見方からは道徳的であっても、
別の見方では不道徳ということがあり得る。

分かり易い例では、恩人の悪事を知ってしまった場合、
それを告発すべきかどうか。

告発すれば恩知らず、隠せば共犯に等しい。

これへの一般的な解答は当然、ない。

個別の具体的な事情に照らして判断する他ない。

個人的な恩義を断ち切って断固、
告発することがその恩人をも救う
結果になる、
というケースもある。

そうではなく、自らのリスクも覚悟でその悪事を隠し通すべき場合
だって、
ないとは言えない。

なのに、全てに当てはまる決まった正解があると思い込むと、
逆に「
道徳の罠」に嵌まって、不道徳な振る舞いをしてしまい
かねない。

道徳について改めて考えようとすると、
人はえてして硬直的に
なりがち。

そこに「落とし穴」が待っている。

______________________________

「道徳Revenge」

平成27年12月13日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

1213日、今年最後の「ゴー宣道場」のテーマを発表する。

「道徳Revengeとする!


幻冬舎から宮台真司・東浩紀・小林よしのりの鼎談で
出版
された新書は『戦争できる国の道徳』である。

この内容も含めた、そしてもっと身近な道徳的判断の
難しい
例題を出しながら、現代における道徳の可能性と
限界を議論
する。

 

打ち合わせの席で、切通理作氏があまりにも多くの例題を

次々に連発するのに一同驚嘆した。

理作氏自身が道徳と不道徳の境界線上を生きている
証かも
しれないが、その実力を大いに発揮するときが来た。


したがって今回は、切通理作氏に
30分間の
基調講演をして
もらうことになった。

 

今回の内容はかなり際どい。というか危険かもしれない。

幼い子供さんは連れて来ない方がいいと思う。

小学生は無理、中学生は微妙、高校生以上なら
OKと言って
おこう。


さあ、今年最後の「ゴー宣道場」を締めくくる
禁断の議論の
幕を上げよう。


応募締め切りは
122だ。ふるって応募せよ!

道徳的判断が難しい例題も募集中!!


 
アンケート受付中!

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
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reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成27年12/2(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

次回の開催予定

第97回

第97回 令和3年 5/3 MON
13:00

テーマ: 「憲法は今、生きているかーーコロナ禍、自衛権、天皇」

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