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小林よしのり
2015.12.31 01:40芸能など

ロベール・アンリコの「冒険者たち」


昨夜はロベール・アンリコの『冒険者たち』を見た。

やっぱりフランス映画は人間関係の微妙なところを描くのが

魅力だな。事実婚の国ならではかもしれない。

 

わしも日本の男尊女卑の一夫一婦制に慣れすぎていて、

わしなら親友を出し抜いて、確実に先にヒロインに手を出す

から、この関係は持続できない。

 

しかし今の日本人が見たら、この映画を楽しめるリテラシーが

そもそもないと思う。

何が何だかわからないのじゃないか?

少年漫画の友情・努力・勝利と、ハリウッド映画の家族愛の

プロパガンダばっかり見てるから、アホになってるもんな。

わしも反省しなければならない。

こういうシャレた感覚をもっと見ておくべきだった。

 

しかし理作氏よ、この映画をモチーフにした『無宿』という

日本映画見たことあるかい?

勝新太郎と高倉健と梶芽衣子で、それは見事に3人の個性が

よく出ている作品なんだぞ。

当時は全然ウケなかったんだけどね。

でも、やっぱり『冒険者たち』の方が面白い。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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