ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2016.1.2 23:27メディア

「朝ナマ」ヤラセ問題について


「朝ナマ」ヤラセ疑惑が話題になっているが、これは仕込まれた

自民党議員の問題だけなのか?

番組自体の操作なのか?

それがまだ分からないのである。

 

番組の構成案が送られてきた時から、わしは変だなと思った。

なぜなら日韓の慰安婦合意は、歴史的な解決だと世界で話題に

なっていて、評価も別れる大問題である。

普通なら、この日韓・慰安婦合意から始まるのが、視聴率的にも

最良だろう。

しかも小林よしのりが出ている。慰安婦問題なら得意分野だ。

慰安婦合意は安倍政権の手柄なのか失点なのか?

この問題では、共産党の小池も辻元も、安倍政権を評価する

だろうし、三浦も評価している。

評価しないのはわしくらいしかいない。

当然、激論になる。

 

慰安婦合意からスタートするのが、最もスキャンダラスで、

番組の得になるではないか。

なのに、構成案の段階で、すでに討論4として最後のテーマに

なっていた。

ここからすでに作為の芽が窺われる。

安倍政権の最もコアな支持層が、反旗を翻しかねない問題だから

最後に回したと見るのが常識だろう。

 

しかも打ち合わせで、田原総一朗が「アベノミクスで3時まで

やる」と言った。

この瞬間、「なんで?」とわしの中で疑念が拡がった。

 

経済は苦手だから下手すりゃ3時過ぎまで黙っていなきゃ

ならなくなる。

生活者の実感で割り込むしかないなと思っていたのだが、

何を言っても無視されてしまう。

アベノミクス否定派があまりに弱い。

だが、スタジオの観覧者や視聴者の実感は全然違うということは、

伝わってくる。

ところがアベノミクス派は一般人の意見を完全無視するのだ。

これも奇妙だと思った。

 

そしてヤラセが出現する。

田原総一朗が「民主党のときと変わらないのか?」と念を押す

形で、ヤラセ議員から「民主党の時よりはマシ」という意見が

引き出される。

 

考えてみると番組の冒頭で、田原総一朗はこの番組は安倍総理も

見ていると言わなかったか?

なぜそこまで断言できる?

結局、番組自体がヤラセだったのではないか?

 

そして討論はほとんどがアベノミクスで進んでいき、結局、

慰安婦問題まで到達できず、幕切れである。

これが狙いだったのか?

 

やはりテレビ朝日の上層部が、安倍首相と繋がっているのが、

現場に響いているのではないか?

ジャーナリズムは完全に権力に屈しているのかもしれない。

こんな問題が発覚して、「朝ナマ」はまたわしを呼べるの

だろうか?

ひょっとしたら田原総一朗の晩節を汚す重大問題なのかも

しれないが、どう説明責任を果たすのだろう?

 

みんな、わしをなめているんだよな。

わしを騙して利用しようとすると必ず天罰が下る。

わしは直感が鋭いし、この動物的カンで今まで戦ってきた。

だからオウム真理教の暗殺計画からも逃れられたし、

右派全部が賛成したイラク戦争の失敗も見抜いたし、断固、

自分の主張を貫いてきた。

 

今後は、わしの存在が煙たくなって、「朝ナマ」には呼ばれなく

なることも考えられる。

テレビ朝日が安倍政権の軍門に屈したか?

田原総一朗も、すでに屈しているのか?

わしの扱いを見ていれば、そこもはっきりするだろう。

安倍政権にとって最もマズい存在が小林よしのりだというのは、

勉強会をつぶした件で、分かっている。

わしは自分の損得勘定ぬきで、「至誠」で生きているから、

邪心のある者にとっては、一番危険な存在になってしまう。

さあ、今後どう出てくるかな?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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