ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2016.1.8 15:52芸能など

「あさが来た」とベッキーについて


NHK朝ドラの「あさが来た」の健全性は驚異的で、ふゆを意地でも

新次郎の妾にはしないと考えていたようだ。

時代考証を完全に無視しても、一般家庭のおばあちゃんや母親たち

に好感を持たれる健全なドラマ作りをしている。

 

ふゆが新次郎を思うあまり、「妾でもいいから」とついに言ったから、

「キター!」と思ったら、なんと新次郎、「自分を大切にせなあかん」

と説教してしまった。

明治時代に妾になることは「自分を大切にしないこと」という観念は

ないだろう。

その上、ふゆは番頭はんと結婚することになってしまった。

いやあ、健全だ―――――!

 

実在の人物をモデルにして、ここまで創作してもいいのか!

これは皮肉でも批判でもなく、一般家庭に受け入れられるドラマ作り

とはこういうものなんだろう。

 

明治時代には当たり前だった妾すら避けられるのだから、一般人に

ベッキーが非難されるのは当然だ。

「離婚届」のことを「卒論」なんて言って、略奪愛しようとしてたん

だから。

主婦にも好感度100%だったはずなのに、こりゃとんでもない

イメージダウンだ。

 

わしはゲスの男の方が無茶苦茶だと思うが、才能があるのなら、

ファンが支えるだろう。

やっぱり「健全」というイメージ頼りのタレントであるベッキーの

方が痛手が大きい。

CMが減ることは間違いないし、可愛そうだ。

 

恋愛は人を狂わせるから、どうしようもないんだよね。

一途で、猪突猛進で、不倫と分かっても、明るさを失わないベッキー

という女性は素晴らしい。

わしとしてはベッキー、ますます好きになったな。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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