ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2016.1.13 01:49メディア

映像文化は熟年期に入ったか?


1月9日の朝日新聞夕刊で、宇野常寛が書いていた「サブカル時評」

が気になったので、記しておく。

宇野は紅白歌合戦とスター・ウォーズの新作を見ていて、同じ違和感

を覚えたという。

それは世界的に「20世紀後半の懐古」が映像文化の主流になりつつ

あるということらしい。

 

紅白は戦後の音楽史のノスタルジーを老若男女が共有する場に

なっていた。

スター・ウォーズも第1作のノスタルジーを現代風にリメイクした

作りだった。

確かにそう言われれば、わしもスター・ウォーズを懐かしさで

楽しんでいたのかもしれない。

紅白に関しては、新しいヒット曲がなくなってしまったから、

懐メロで作るしかなくなったのだろうと思ってはいたが。

 

宇野は映像文化そのものが、戦後のたった数十年の歴史しかもたないが、

それも熟年期にさしかかっているという。

もはや「観客の記憶を温め直す」だけだという。

これはちょっとショックだ。

時代を経て、映像文化はどんどん革新される一方だと思っていたが、

そろそろ限界ということか?

宇野常寛、久しぶりにわしの感性を刺激する見事な文章を書いてくれた。

これは恐るべき見解だと思う。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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