産経新聞とFNN合同調査は、メディアの体質上、自民党支持の
右派の支持者が多いという前提で見なければならない。
つまり男尊女卑の傾向が強いということだ。
この調査によると、「保育園落ちた死ね」に「共感する」層は、
やはり男性よりも女性の方が多い。これは当然だろう。
「共感しない」という層は、さすがに男女とも少ないようだが、
20代の男性が52・4%、40代の男性が50・0%もいるのが驚く。
20代男性はまだ独身も多いだろうし、実感がないのかもしれない。
40代男性も非正規社員が増えてるし、子育てなんかに関心がない
のかもしれない。
産経新聞の支持者で40代と言えば、ネトウヨが多いから当然と
言えば当然だ。
最も多く「共感する」のは30代女性で64・5%、次に40代女性
で64・4%。
出産を考え、子育てを真剣に考える当事者が多いのだろう。
これが産経・FNNの調査でなければ、もっと「共感する」が
多くなるのは推測できる。
そして当然、この出産・子育ての当事者を最大限優遇するしか、
少子化を防ぐ道はない。
愛国者ならそう考えるはずである。
男尊女卑傾向の強いメディアであっても、全体として見れば、
男女とも共感する方が多いのは救いである。
問題は自民党支持者で、共感するが33・8%しかいない。
公明党支持者でも45・7%だ。
もはや「男尊女卑」が「愛国心」を上回る者たちが、自民党に
最も多いという結果が出ている。
自民党は亡国の党である。