ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2016.4.21 03:45メディア

日本の「報道の自由」72位という警告


国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」によれば、

報道の自由に関する2016年の世界ランキングにおいて、

日本は72位で、3年連続で順位を落としたという。

 

「表現の自由」に関する国連特別報告者が日本での調査を

終え、19日に記者会見したが、「日本の報道の独立性は

重大な脅威に直面している」と警告した。

 

わしの中には攘夷の感覚があるので、外国人のチェックを

受けること自体が不愉快なのだが、残念ながらこの件では

彼らの指摘を、自信を持って否定することができない。

 

「特定秘密保護法」で何が隠されているのか、もはや

国民は知ることができない。

中立性・公平性を求める政府の圧力が、

「メディアの自主検閲」を生み出しているというのも

本当だろう。

とりわけ安倍首相に対して自主規制が働いていると

指摘されるが、あり得る。

 

国連特別報告者の取材では、ジャーナリスの多くが

「匿名」を条件にしか答えないようだ。

何を恐れているのか?

 

国連特別報告者は勝手に日本にやって来て調査してる

わけではない。

日本側からの招待で来日している。

 

だが、高市総務大臣に会えるよう何度も申し込んだが、

高市は受けなかったのである。

 

報告者は「放送法第4条を廃止し、政府はメディア規制

から手を引くべきだ」と提言した。

 

この問題を軽く見てる者が多いが、わしはその怠慢さを

非難する。

政府が情報を隠し、報道にまで陰に陽に巧妙な圧力をかけ、

報道が権力にひるんで自粛しているとしたら、国民は何も

知らされぬまま国家の行方をおまかせするしかなくなる。

わしはそういう怠慢な国民にはなりたくない。

「一身独立して、一国独立す」なのだ。

独立心の強いわしは、「言論・表現の自由」を国家のために

特別重要なものだと考えている。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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