ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2016.4.22 23:51日々の出来事

握手したくないタイミングについて


昨日のことだが、デパートでトイレに入ろうとしていた。

一人の男がわしの前を歩いていて、その男もトイレらしい。

 

入り口で突然振り返った男は「小林先生ですね、大ファンです」

と言って、握手を求めてきた。

 

ファンと言われたら嬉しいから握手もやぶさかではないが、

今から二人ともトイレに入ろうとしているのである。

その前に握手はいかがなものかと思ったが仕方がない。

 

そして必然的に連れしょんになってしまった。

ついさっき握手した手でモノを取り出す行為ってどうよ?

 

本当は手を先に洗ってから便器に向かいたかった。

だって男の黴菌がついた手で我が愛する息子に触れるのは、

あまりに不安が大きすぎる。

 

だが、今、握手した手をすぐ洗うなんて、あまりに失礼な

気がするではないか。

ものすごい抵抗感を覚えながら、なるべく手を触れずに

息子を誘い出し、我が聖水をほとばしらせた。

わしのは聖水、他の男のは小便だ。

この区別は分かってほしい。

 

隣の男はわしと握手した直後で舞い上がっているのか、

なかなか小便が出ないようだ。

そんなに興奮するなら小便前に握手なんか求めるなと思った。

 

結局わしの方が先に済ませて、さっさと手を洗った。

特に念入りに洗った。

どうせ奴も手を洗うんだから、握手した意味はあるのか?

 

しかしトイレの前に握手を求められてもつらいが、

トイレの直後に握手を求められてもつらいかもしれない。

トイレの前後に男が握手を求めるのは控えてほしい。

女なら全然気にしないのだが。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: 「コロナ後のリベラル」

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