今日、5月20日は台湾の蔡英文総統の就任式。
一時はもはや不可能と思われた再度の政権交代を成し遂げ、しかも史上初の女性総統の就任で、台湾のニュースは朝から一色となっていました。
こんな歴史的な日に台湾にいるのだからと、就任式典を見に総統府前まで行って来ました!
手荷物検査を受けて入場できたところはモニター越しにしかステージが見れない後方でしたが、ここにも炎天下に数千人の人々が集まっていました。
蔡総統は見た目、近所に買い物に来ていそうなオバサンという感じですが、見方を変えればそれは日本の自称保守やイギリスのサッチャーのように男性化していないということで、好感が持てます。
それでいて演説は、言葉はわからないけれどもその口調には力強さを感じて、箇所箇所で観衆から沸き上がるような拍手が起きていました。
その観衆の様子は、熱狂するという感じは全くないのですが、静かな熱意が沸々としているように感じました。
日本よりも台湾の政治状況の方が希望を感じられるように思うのは、決して隣の芝生を羨む感情とは違うと思うのですが。