ゴー宣ネット道場

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切通理作
2016.6.3 23:11

『民主主義という病』という本質


  映画撮影が終わってから読ませて頂こうと思っていた 『民主主義という病』、冒頭ちらっと見たら先が気になり、結局もう読み終わってしまいました。

  これはすごい! グルメ本であり思想本でもある本なんて、そうそうないんじゃないですか?
  田中康夫がこれを読んだら、負けたと思うんじゃないかと。っていうか、負けたと思うぐらいじゃなきゃダメだよなと。

  民主主義にとりつかれると、必ず為政者への嫉妬を煽り、権威あるものをひたすらぶっ壊し、その後の事を考えていない状態になる。それは民主主義の「暴走」ではなく、「本質」なのだという事がわかりました。
  
  そして「あなたの清き一票」という言葉に感じる空しさの正体が、わかった気がします。選挙権が「奴隷の幸福」にのみ自足している人間にさえ与えられている事自体に、限界があるのではないかと。

  グローバリズムとインターナショナルの違いも明確で、破壊衝動に呑み込まれたテロは否定しても、ナショナリズムを守るためのテロは時として肯定できる事も伝わってきました。

 「民主」とは制度であり、思想にしてはならない。
 肝に銘じます。   

 明日は撮影一日前で、撮影監督さんが提案してくれるプランと最後のコンテすり合わせするため、やはり道場には伺えません。撮影開始を数日延期したので、あるいは行けるかも・・・とも思ったのですが、申しわけありません。

 道場のご成功、心より祈りつつ、タイムシフト予約させて頂きます! 

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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テーマ: 「コロナ後のリベラル」

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