ゴー宣ネット道場

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切通理作
2016.6.14 05:42

無意識の独裁待望論


 映画撮影も6日から10日までの5日連続終え、残り2日は明日・明後日です。
 撮休の間に、前回道場のタイムシフト予約を視聴しました。

 民主主義を放置しておくと、次第に独裁への欲求が、為政者・民衆双方に生まれるのだなと感じました。

 僕は議論で話題になった杉並区に住んでいるのですが、今現在の選択としてはしょうがないとは思うものの、やはり子どもの保育所を作るために、子どもの公園を潰すというのは、「一番いい事」だとは思えません。「大人は身を切らなくていいのか?」と思うからです。

 駅前の店舗を追いだして再開発しようとして、新しい店舗も入らず、入っても土地代が高すぎてゴーストタウンのようになってしまってる区内某駅前の惨状を日々見ている側としては「ここの土地の一部分でも、区が強引にでも接収して保育所に当てられないのか」なんて、つい思ってしまいます。

 しかし、これこそが「庶民の独裁待望論」になってしまっている事を、議論を聞いていて、思い至りました。

 矛盾がすぐ解決できないわだかまりを感情論で突破しようとする時、人は独裁を待望する。
 肝に銘じておきたく思います。

 そもそも人口が減っているのに、子どもを育てる場所を確保できないという矛盾を生み出しているのは、親になる人間達が多数決の少数になってしまっている事と関係があるのだと思いますし。

 『ゴジラ』の話は、実はしたい話があるのですが、また撮影が終わったら、書かせて頂ければと思います。

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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