ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2016.6.21 04:20日々の出来事

ロックとは何か?


ロックフェスで政治性を拒否する観客が多いことに対して、

Shiroさんのこの意見にもハッとしました。

 

「表現というものは、已むにやまれぬものではないで

しょうか。」

「そういうものがない表現を求める人ってなんなんだと

なりますが、なんか寒気がしてきたので結論は出さないで

おきます。」

 

今の観客は、愛が大切、恋は素晴らしい、命は大切・・

このくらいしか聞きたくないのでしょうね。

 

今なら忌野清志郎の「SUMMER TIME BLUES」なんか

ロックフェスでも観客に拒否されるんだろう。

キヨシローがこの歌を歌っているときは、わしはまだ

原発の安全神話を信じていたので、「左翼的」に偏り過ぎると

思っていた。

ところがわしが間違っていた。

 

キヨシローの歌は左翼でも何でもなかった。

予言の歌だった。

政治性というより、ロックだったのである。

 

ロックは党派性があってはダサくなる。

したがってシールズのように、明確に「護憲派」野党の

党派性が見え見えの連中はダサい。

それはロックではない。

ロックはやはり反体制の不良でなければならない。

 

全体主義が社会を覆っているときに、「王様は裸だ!」と

叫ぶのは「已むに已まれぬ表現」であり、ロックだろう。

だが、特定の政党の味方をして、「安倍政権は裸だ!」と

いうことは党派性であり、反体制にも、ロックにもならない。

「民主党と共産党と社民党は立派な服を着ている!」と

叫んだら、おしまいなのだ。

 

そもそも民主主義というイデオロギーを信奉している

レベルでは全然ロックにならない。

民主主義そのものを批判することこそがロックである!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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第93回 令和2年 11/8 SUN
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テーマ: 「愛子皇太子の可能性」

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