ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2016.6.26 11:27ゴー宣道場

感心した意見を紹介したい


「ゴー宣道場」の門弟の意見を紹介する。

けろ坊という者だ。

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先週前半のイギリスの投票前のモーニングショーで、

コメンテーターの青木理氏が「今は歴史の分岐点で、

これからグローバルな世界になっていくのか、それとも

ナショナリズムが高まって不寛容になっていくのか」

と言っていました。

つまりは国境がなくなれば戦争はなくなる=国家は悪、

の考え方で、これをものすごく平たく言えば、

門弟Kさんの例えと同じで「一緒に暮らせば争いは

なくなる」ということになると思います。

(殺し合いは家族が5割以上なのに)

でもそもそも公共感覚も違う上に、犯罪者や暴力団

みたいな国と一緒になんかなりたくないですし、

同胞愛も否定するなら、郷土愛も持っちゃいけない

ことになります。

こういうことは『戦争論』の343ページ目に既に描いて

あります。

人でも国でも、他者とは適切な距離感というものがある

と思いますし、それで排外主義者と言われるとしたら

乱暴すぎます。

それに何だかんだ言いつつ、日本人の、というか世界中

のほとんどの人が、無意識では同胞意識を前提にしてる

のは明らかなのに、それを強引に捻じ曲げるEUTPP

などのグローバル化の思想は、本当に人工的で不自然で

やばいものだと、イギリスの件でより一層感じました。

言ってしまえばカルト思想なのに、グローバル企業に

とっては得だから、金をつぎ込まれたマスコミが誘導、

大衆が扇動されるという構図なんでしょうね。

「お金より大事なもの」を本気で考えなければならない

時期が来ているんだと思います。

 

話変わってロックのことですが、僕もSさんと音楽に

求めるものが近く、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、

マリリン・マンソン、パブリックエネミーなどの政治的な

メッセージを発する欧米のアーティストを好んで

聴いていました。

そもそもRage against themachineはバンド名からして

「機械(無慈悲な存在)に激怒せよ」=「盲目な羊になるな」

という意味ですし、マリリン・マンソンは映画

『ボウリング・フォー・コロンバイン』でおなじみです。

Public Enemyも凄い名前で、代表曲はそのままずばり

Fight The Power』(権力と戦え)です。

僕が特にカッコいいなと思ってるのが、

ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナー

(『ゴーンガール』の音楽担当)で、

2005年にイラク戦争を批判する『The Hand That Feeds

という曲を出しています。

そこでは最後にこう連呼されます。

Will you bite the hand that feeds you?

Will you stay down on your knees?

(飼い主の手に噛みつくか?  ひざまずいたままか?)

ストレートに『民主主義という病い』のテーマに通じますし、

やっぱりロックは逆境を行く反逆の精神、究極のところ

では反体制でなければならないんだと強く思います。

YouTubeに公式で上がってるので、興味があったら

聴いてみて下さい)

 

でも好きだからこそわかるのですが、日本ではこういう

メッセージがそもそも共感されません。

2004年に亜矢という女性ロックシンガーが、「バグダッドの

空は何を想うだろう」という意味を込めて『BAGHDADSKY

というアルバムを出しましたが、全く売れませんでした。

(内容はカッコよかったのに)

観客側がそうなので、毒にも薬にもならないアイドル

みたいなバンドばかり氾濫して、おまけに「何が悪い」と

開き直る始末。

なので小林師範に日本のロックは情けないと指摘されても、

ロックファンとして残念ですがその通りです…

としか言えません。

 

なぜそうなるかと言えば、やっぱりみんな属国の

ニセ民主主義であることを知らないからだと思います。

もっと言うと安倍晋三のやってることが自分の生活と

直結してるということも実はわかってなくて、

自分らを貧困層に叩き落とすアベノミクス、

グローバリズムを、何か良いものなんじゃないかと

羊のようにぼけーっと見ている。

そう考えると、ネトウヨも音楽に政治を持ち込むなとか

言う人たちも似ています。

 

でもそもそも正面切って日本が属国であることを指摘して

いるのは小林師範くらいしかいないので、無理もないの

かなとも思います。

自分もゴー宣を知らなかったら、何か生活実感で違和感を

感じても、そこから先が繋がりませんでした。

そうして、日本が侵略戦争に荷担しようが何だろうが

知ったことじゃないということになっていく。

そう思うと、自分は真実が見えてる分だけ幸運です。

 

あと「またかよ」と思われそうですが、ROCK ANDREAD

という雑誌に清春のインタビューが載っていて、

その内容がゴー宣道場での考え方とかなり近かったです。

縦軸と横軸、依存と独立、若い世代には媚びない、

あとはゲスの極みの彼はもっと顰蹙買うようなこと言った

ほうがロックだった等々。

やっぱり一身独立して地に足のついてる人の辿り着く

場所は近くなるんだなと思わされました。

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けろ坊、すごいな。感心したわ、けろ坊。

どんな顔だったか、今度わしの前に顔見せに来いよ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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