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高森明勅
2016.7.3 15:32

自民党“憲法”草案の皮肉

改憲は自民党の党是。

ところが、その改憲草案が余りにも酷過ぎる。

これについては以前、舛添要一氏の“まっとうな”批判がある。

これが余り酷過ぎて面白い現象まで起きている。

憲法学者でリベラルな「護憲派の泰斗」樋口陽一氏が、
自民党草案に比べたら、立憲主義の観点から帝国憲法の方が遥かに
マシ、と評価している。

自民党草案は帝国憲法より前の「慶安の御触書」(
実は偽書だったが)
レベルだと。

更に、憲法と道徳を混同している自民党草案に比べたら、
教育勅語は良心の領域に法的強制が介入してはならない事を
しっか
り踏まえていて、遥かに立派だと。

これまで私どもが帝国憲法や教育勅語について長年、
強調して
来たこと。

それが皮肉なことに、自民党草案のお蔭で左派にも
再認識されつつあるようだ。

有難いのだか、情けないのだか。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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