ゴー宣ネット道場

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高森明勅
2016.7.6 09:18

日本会議バッシングへの鈴木邦男氏の反論

このところ、保守系最大の民間団体「日本会議」への“批判”
一種のブームになっている。

書籍のベストセラー化を皮切りに、新聞や週刊誌なども便乗。

これに対し、関係者の反論も現れた。

まぁ、前に「在特会」
の内部事情などをレポートした本が売れたのと
同様の、“
覗き趣味”的な売れ方から始まって、流行ならろくに考えない
でとにかく「乗る」人たちが追随した、
というところだろう。

それを好機とばかり、昔ながらの札付きの左翼どもが一緒に
バッシングに走っている。

そんな中で、元「一水会」顧問の鈴木邦男氏の発言が興味深い。

元「生長の家」系の日本青年協議会(日青協)
が日本会議を
牛耳っている、という論調に対し、
以下のような発言を繰り返して
おられる。

「(日青協結成の経緯は)個々人は生長の家の信仰を持っていたかも
しれませんが、
それは一切出さず、宗教ではなく、あくまで政治として
日本を正すための運動をやろう』という趣旨でした。
ですから、
生長の家本体とはつながりはありませんでした」

日青協内部で生長の家の学習会をしたり、勧誘をするということは
ありませんでした。
また日青協の綱領にも『(教祖の)谷口(雅春)先生の教え』みたいな
表現も一切ありません。…
特に生長の家の本部そのものが1983年、
政治から一切手を引きましたから」

「(日青協関係者が日本会議の事務局を担っているのは)左翼との
闘いで鍛えられた実務能力がとてもありますから、
主導権を取ってきた
のでしょう。…実務能力が優秀なんですよ」

彼らの運動は、ものすごく真面目だし、事務的な能力も優れている
し、
国会議員1人ひとりからの信頼が高いんです」

どこかのグループが熱意と力関係のレベルで結果的に中心に
なって
いるだけで、運動ではよくあることです」

「(日青協の関係者は)みんなあんまりマスコミにも出ないじゃない
ですか。
普通だったらテレビに出て『オレがやっているんだ』
オレが安倍(首相)を動かしているんだ』とかって言うけど、
そんなことは絶対に言わない。それは彼らの謙虚さですね」

「(日本会議には)いろんな宗教(団体)が集まっているけど、
宗教色は一切出さないでしょう。出したら、ケンカになるから。
宗教色がなくて、宗教者が政治的な方向でまとまるのは、奇跡的な
ことですよね」等々。

ちなみに鈴木氏は学生時代、後に日青協を結成するメンバーと
一緒に全国的な学生組織
(全国学生協議会、全国学協)を立ち上げ、
初代の委員長に就任したものの、日青協系メンバーから僅か1ヶ月で
追放されている。

これについての発言も。

「(罠を仕掛けて追放したと言われているのは)ちょっと誤解だと
思いますよ。
彼らは彼らなりに正々堂々と闘ったんです。
僕が彼らから最初に『
お前はダメだ』と言われたとき、
すぐに辞めればよかったんですけどね。

個人的な感情だけで辞めなかったから、
今思うと申し訳なかったです。
…(彼らは)優秀だから、僕じゃ、
敵わないですね。
僕が追い出されたことを『
まるで赤子の手をひねるようだった』って
表現した人がいたけど、
たぶんそうだったんでしょう。

今でも週刊誌の人にいろいろ聞かれるんですよ。

『昔は、一緒にいろいろやっていたのに、追い出されたんだから恨み
があるだろう』と。

僕は、そういうことは言いたくないし、
実際にそういうことはないんですよ。

でも、『恨みはない』と言うと、つまらないから話しても
没にされてきました」

― 私自身、中学生の頃、父に勧められて(確か夏休みだったか)
生長の家の岡山県教化部(?)で開催された錬成会(?)に参加した
経験がある。

父は生長の家の信者でも何でもなかったが、学校で教える“自虐史観”と
は違う、
まともな歴史を教えて貰える、と期待したようだ。

各地から中学生の男女が集まり、何日間か合宿した。

その時、可愛い女の子と仲良くなり、錬成会が終わって教化部近くの
後楽園(遊園地ではなく日本庭園、
日本3名園の1つ!)で、
初めて「デート」
なるものをしたのを覚えている。

勿論、父はそんなことを期待した訳ではないだろう。

が、中学生ってそんなもの。

それでも、私の書棚には谷口総裁の『生命の実相』(全40巻)の
ほか、何冊かの著書が今もある。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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