ゴー宣ネット道場

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高森明勅
2016.8.8 17:11

譲位への「玉音放送」

以前、私はブログで「聖断は下った」と断言した。

もしこれが間違っていたら、私は腹を切らない迄も最低限、
今後、
皇室について一切、発言するのを控えねばならない。

それくらいの覚悟はした上での断言だった。

8月8日、遂に天皇陛下ご自身によって
象徴としてのお務めについての天皇陛下のお言葉」
明らかにされた。

まさに譲位に向けた“玉音放送”と称すべき内容。

比類なく重い。

その中で、陛下は以下のようにおっしゃった。

「これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった
場合、
どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、
また、
私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、
考えるようになりました。
既に80を越え、
幸い健康であるとは申せ、次第に身体の衰えを
考慮する時、
これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを
果たしていくことが、
難しくなるのではないかと案じています」と。

直接、譲位を望む、とはおっしゃっらなくても、
ここまで明確にお考えを示されれば、
陛下のご真意について
誤解が生まれる余地はない。

やはり、陛下は譲位を願っておられた。

「聖断」は下っていたのだ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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