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高森明勅
2016.10.5 01:00

有識者会議への懸念

先頃、政府が立ち上げた
天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」。

既にこの名前からして、人々の不安を掻き立てている。

会議のメンバーは、全体に地味な人選。

その中で、やや注目を集めたのが東京大学名誉教授の御厨貴氏。

ところが、同氏は8月8日の陛下の「お言葉」の直後に、
こんな発言をしていた。

「陛下はご高齢だ。時間のかかる方法を避け、特例法で対応する
必要があるだろう。
女系天皇や女性宮家などの議論を蒸し返して
いたらとても決着がつ
かない。陛下の退位に限定してスピード感
を持って対応すべきだ」
(日本経済新聞、8月10日付朝刊)と。

これからの有識者会議の方向性を想像させる。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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