ゴー宣ネット道場

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トッキー
2016.12.13 03:16ゴー宣道場

将来不安と大学無償化についての賛否両論

一昨日のゴー宣道場の中で出てきた
子供の将来不安と「大学無償化」について、
ライジングコメント欄で大きく賛否が分かれています。
両方紹介してみましょう!

まず、大学無償化に肯定的な意見から。


大学無償化について…
戦前の場合は大学に行くのはエリート階級で将来、
官僚、政治家、学者になる為なんです。
伊藤博文が東京帝大を作ったのも、
自由民権運動に対抗する官僚を育成するためでした。
行くのはごく少数で大部分の国民は行けなくても
不安ではなくサラリーマンになったり
農家の跡取りとかになっていたわけです。

戦後もこの現象が続き、田中角栄が大卒でないのに
総理になったから話題を呼ぶくらいに
政治家=大卒というのは自明の理になっていたわけです。
しかし、現代は大学に行くのは政治家、官僚に
なりたい為ではなく将来の不安を抱いているからなんですな。
これは小林先生も力説していました。
高卒では就職できないのではないか?
履歴書に傷が付くのではないか?
就職しても周りに馬鹿にされるのではないかという不安…
この不安が子供をとにかく大学に行かせたい
という親の心理状況に結びついています。
この不安を取り除く為には大学無償化は
良いことだし親も安心すると思います。
子供はこれで勉強さえすれば将来は大丈夫だという安心感…
この安心感を庶民は求めているのだと思います。
三浦さんの論理は分かるんですが
庶民感覚からは乖離していますね。
その不安を抱く庶民感覚がおかしいという感じすら受けます。
やはり学者という立場、インテリという立場では
庶民の感情を読み取ることは出来ないのかな?
と少し残念な気分ですね。

もちろん庶民が大学に行かなくても不安を抱かない
合意が出来れば良いのですが、出来ないのであるならば
不安を解消してあげるのが情であり政治の役割だと思います。
(武藤さん)

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三浦さんのいうことは確かに正論で、
というかずっと前から言われていることですが、
将来不安があるからには、親は、何の能力が
これからあるかわからない、もしかしたら自分のように
そこそこの暮らしを維持するので精一杯に
なるかもしれない子供に対して、
「とりあえず大学は出ておいてほしい」
と思うのが人情です。

確かに、仕事の現場で大学のキャリアを活かせて
いる人は日本ではほとんどいないと思います。
しかし、業界によってはまだまだ大卒が
募集要件となるところも多く、
その意味で可能性を狭めてしまうことに
不安は拭えません。

小林先生が途中で少し仰ったと思いますが、
ごくごく普通の人が普通に働けば
そこそこの暮らしができる安心感を与えるのは、
政治の役割の一つではないでしょうか。

もちろん、自分の子供が例えば左官職人になりたい!
と言ったらそりゃ応援しますよ。
でも、例えば18歳くらいになって、
まだ何がやりたいかわからない、
特に得意なものもないってことだって充分考えられるので。
要するに、官僚でも商社マンでも左官職人でも、
大成する人になれればいいんです。
そうなってくれたら文句つけることなんかないんです。
でも大成しなかったら?
その時に、トップの勝ち組と、生活ギリギリの負け組の
二通りしかなかったら困るんです。
大学無償化というのは、中間層を形成する
一つの方法として語られていたように思いました。

正直それだけで中間層が復活するかといったら、
そんなことはないと思いますが。
一番大きいのは将来不安で、少なくとも政治的には、
そこにどうアプローチするかという視点が欲しいな、と思います

(おいちゃんさん)
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次は、否定的な意見です。

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トッキーさんがUPしたゴー宣道場の門弟さんの
メールに対して、感じた事を書いてみます。
自分勝手な意見なので失礼な事があればご指摘下さい。
三浦さんの意見に対して
「誰もが、何らかの企業に属する必要はなく、
自由業や職人の道もある、確かにその通りかもしれません。
でも例えば、職人さんとして自立し、家族を抱えて
生きて行けるようになるのは、もっと厳しく
険しい道なのではないでしょうか」
とのお考え、製造業の底辺職人である私には
少し違うように感じます。
どんな職業であれ厳しく険しい道は変わりありません。
大学を出て大手企業に就職するという事が
簡単な道という訳でもありません。
どんな職業でも成就するには大変な努力を必要とします。
三浦さんは、「一般論」として言われている
「高校→大学→就職」に疑問を感じて
いらっしゃるのだと思います。
要するに「廻りと同じ考えで進路を決める事」に対して、
視野を広く持ったほうが良い、という事では?
皆様の感じる「職人」とはどの様な人でしょうか?
魚屋も、料理人も、農家も、漫画家も、
私のような金属加工業もすべて職人です。
いわゆる「生産者」が日本の底辺を支えているのであり、
消費者までに流通する過程の
職種の方も支えている事になります。
日本の底辺を支える「職人」への道が、
いわゆる「エスカレーター式進学・就職」よりも厳しいと
感じるのは間違いでは無いでしょうか。
(勿論、向き不向きはありますが
それはどこの世界でも一緒でしょう)
要するに職業に対する「覚悟」が必要なだけ
であると感じます。
人間、やる気があれば対応は出来ます。
精神論と捉えられるかもですが、
職業に貴賎は無いという事、職業の好き嫌いをしなければ、
まだ道は沢山あると思っています。
小林先生のような方は「天才」ですが、
その元に集うよしりん企画の皆様は
「天才を支える才能」がある。
天才ではなくとも天才を支える職人には
努力次第でなれる。自分がどういう立場で
仕事をするかだと思います。
ちなみに私は最終学歴・中卒で、
26年間同じ職を生業としています。
此処に書き込まれる皆様の様に「学」も無ければ
「知識」も持ち合わせていませんし、
難しい事は「直感」を頼りにする人間です。
的外れな事を書いているのであればご容赦下さいませ。
軟体社長さん)
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大学無償に使うお金を、最低限の社会保障に
回そうよっていうだけの話だと思う……。
庶民感情と乖離してるかなあ。
(ゲストさん)
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大学はお金を払ってでも学びたい人が
行くべき所だと思いますので、
完全無償化には反対ですね。
その上で入ってきた学びたい人達に
返済無用の奨学金制度等で、
国が援助していくのがベストな気がします。

無料だと勉強する気も無いけど、
自立もしたくないからとりあえず入っておくか
ってのがわんさか入ってきて、
そんな人間は大学で学んでいけるわけもなく
暇人と化し大量のニートとネトウヨを
生み出していくような気がします。

(立ち読みさん)

この問題、その人の立場や経験が
大きく影響して来るように思います。
なので、もっと多様な考えが
出て来そうな気がしますので、
何か思う所のある方は、
ご遠慮なくご意見お寄せ下さい!
トッキー

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