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小林よしのり
2016.12.16 14:35政治

領土問題、進展なし、大惨敗の安倍外交


やっぱりなと思ったが、何のことやらの日ロ首脳会談だった。

 

「私の故郷に招いて話し合う」とか親密ぶりを演出して、

「私の代で解決する」とか無責任な期待感を国民に持たせ、

まったく意味不明の「新しい制度下で」共同経済活動して

3000億円むしり取られることを、「重要な一歩になり得る」

なんて堂々と胸を張って述べているのだから、面の皮が

厚すぎて滑稽でしかない。

 

結局、大言壮語ばっかりしていて、領土問題では何の進展も

得られなかったわけだ。

首脳同士の信頼関係を築けば領土を返してもらえるなんて、

ナイーブなこと言ってんじゃないよ。

ロシア人はこちらが下手に出ればますます増長してくるだけ。

 

そもそも経済が不調で不人気だったのに、クリミア半島を

強奪した途端に支持率を回復したプーチンが、あっちの領土は

強奪したから、こっちの領土は手放すなんて頓馬なことを

するわけがない。

 

うまいこと日本からカネをむしり取って北方4島の開発が

できるのだから、こりゃあ濡れ手に粟でプーチンの大勝利!

 

何でもかんでも経済、経済、カネで解決ぶぁいやいやいと

「おぼっちゃまくん」みたいに歌っているのが安倍首相だ。

平和条約の締結なんて簡単じゃないか。

異次元の経済協力をしまくって、北方領土の主権を諦めれば

いいのだから。

 

こんな馬鹿な外交交渉が「重要な一歩になり得る」と本気で

納得した国民がいるのだろうか?

やれやれだよ。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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