ゴー宣ネット道場

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笹幸恵
2016.12.24 14:18

恒久的な特例法?

めりーくりすます!

我が家では「クリぼっち」の娘と姪を呼んで、

いただきものの猪肉でぼたん鍋。

調味料、適当な配分でありながらうますぎる!

 

さて、生前退位について。

今日の読売新聞では、御厨さんが

記者のインタビューに答えていました。

 

「特例法で柔軟対応」

 

という見出し。

 

特例法であっても、一代限りで終わりではない。

特例法で退位が実現すれば、(将来)同じような

事態が起きた時も特例法で対応することになる。

自動的に先例化する。

 

と言っているのですが、

おっしゃることの意味が全く理解できません。

一代限りだから特例法なのであって、

一代限りで終わりでないのなら、

“恒久的”な制度設計を考えるのが普通でしょう。

「自動的に先例化」というのも意味不明。

特例法をその都度、制定することが“恒久的”に

行われるということ?

日本国憲法をその都度、ないがしろにすることと同義。

 

皇室典範改正については、

 

退位の要件を定め、皇室典範に新しい条文を

入れるのはかなり難しい。その時々で天皇の状況や

退位に対する国民の受け取り方も異なるだろう。

 

と述べている。

要件は少しも難しくありません。

要件と手続きについては、ゴー宣道場でも

高森先生の案として繰り返し紹介しています。

「皇嗣が成年に達しているとき」

「天皇の意思に基づき」

「皇室会議の議により」

退位できるとする一文を典範に加えれば良いだけの話。

何がどう難しいのか、相変わらず不明瞭。

国民の受け取り方も異なるというけれど、

どう異なるのか。

異を唱えたいのは今の政権だけなのでは?

政府が皇室をコントロールしようという意図が

見え隠れする。

 

社説にも天皇陛下83歳のお誕生日を迎えて、

生前退位の記事が載っている。

ここでは、御厨氏の言う「退位の要件化は難しい」という意見に

理解をしめしている。

その例として、「公的行為が困難になったことを

退位の要件に盛り込めば、能力主義が持ち込まれる」

という懸念をあげている。

公的行為が困難になったことなど要件に

しなくてもいいのは、前述のとおり。

挙句、有識者会議は拙速すぎると、

こんな的外れなことまで書いている。

 

「同じ天皇の存在の継続そものが、国民統合の要だ」

「前例ができると、将来的に恣意的な退位が起きる恐れがある」。

こうした理由から、退位自体に否定的な考えが根強くあるのも事実だ。

 

まだこんなこと言っているのか。

論外。

 

そして民進党の論点整理に触れて、こう締めくくる。

 

天皇の地位は国民の総意に基づくものである。

各党は政争の具とすることなく、冷静な議論を重ねて、

着地点を探るべきだ。

 

でたーーーー!

政争の具!!!

 

国民の総意に基づかず、政争の具にしているのは誰なのよ?

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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