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小林よしのり
2017.1.17 12:32日々の出来事

メイ首相はイギリスの伝統を背負う見事なリーダーだ


大したものだ、イギリスのテリーザ・メイ首相。

EUの単一市場から脱退することを表明するという。

 

「部分的な加盟や、準加盟のような状態にはしない」と

きっぱりだ。

 

メイ首相は離脱後も「可能な限り自由に」EU各国と貿易

したい考えを示し、「新しく対等なパートナーシップを

求める」としている。

 

要するに自国の「主権」を放棄してまで、単一市場で、

単一ルールに縛られる気はないということ。

これが健全な保護貿易の姿であり、インターナショナルな

貿易の姿だ。

 

EU圏内の国々は、「主権」を失っているから、

独自の経済政策はとれないし、緊縮財政をドイツから

強いられ、移民も膨大に受け入れねばならなくなる。

国家が溶解してしまうのだ。

結果として出来上がっている姿はドイツ帝国である。

 

世界が統一の市場となって、国境が消滅し、戦争が

なくなって、「世界市民」ができるという、

お花畑でアホが手を繋いで合掌するような設計主義は、

人類の歴史への冒涜である。

 

さすがイギリスはフランス革命を馬鹿にした保守主義の

国である。

メイ首相を見ていると、強い女性リーダーが出てくる

イギリスの歴史と伝統の凄みに感心させられる。

 

同じ島国である日本では、まだまだ男尊女卑の因習から

離脱できず、男より強い女性リーダーが出て来ない。

メイ首相の覚悟に敬意を表する。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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