ゴー宣ネット道場

BLOGブログ
小林よしのり
2017.1.19 14:47メディア

シリアのアサド大統領のインタビューが良かった


NEWS23」がシリアのアサド大統領のインタビューを

報じていた。これは快挙である。

 

わしはシリア情勢は、最初に反体制運動を起こした学生が

一番悪いと思っていて、独裁の方が無秩序よりはるかにいい

と、ずっと言って来た。

「朝ナマ」でも、ロシアに任せるべきで、日本は介入する

べきではないと発言した。

わしは反体制派を支援して武器供与している欧米諸国が

間違っていると考えていた。

 

だが、安倍首相はアメリカに追従して、アサド政権を露骨

に批判し、退陣すべきだと述べ、経済制裁を行なった。

ただ単にオバマ政権に追従しただけだ。

 

インタビューに応じたアサド大統領は、やはりなかなかの

インテリだった。

アサド大統領は「かつて日本は中東の様々な国に公平だった。

なのになぜ欧米に追従してアサド政権を批判したのか?」と

訴えていた。

 

アサド氏の言い分は正しいと思う。

安倍首相は何も知らないくせに、ただ米国追従で、独裁は

悪い、民主主義が正しいと妄信していただけだ。

中東においては「秩序」こそが最大の価値だということが

分かってない。

独裁でなければ守れない「秩序」もあるということを

「お花畑」の安倍首相は理解できないのだ。

 

だが、間もなくトランプ政権ができる。

トランプ氏は選挙中、「アサド政権が倒れればもっと酷いことに

なる」と言っている。

「シリアもロシアもイスラム国を殺している」と言っている。

ロシアに加担して、アサド政権を支援することになるのでは

ないか?

 

そうなったら、安倍首相はどうするのだろう?

米国の新政権に逆らって、アサド政権に敵対し続けるのか?

多分、また米国に追従してアサド政権支持になるのだろう。

 

安倍政権の外交はことごとく失敗している。

日韓合意しかり、日ロ交渉しかり、広島と真珠湾のバーター

訪問しかり、TPP交渉しかり、ことごとく失敗なのだ。

 

だが、国民はそれに気づかない。

外交をエンターティンメントくらいにしか思ってないから、

マスコミがワーッと報道したら、それで楽しんでしまって、

良かった良かったとなるのだ。

 

この劣化状況を国民だけの責任にするわけにもいかない。

マスコミなのだ。知識人なのだ。

責任は権力に追従するしか能がないマスコミ・知識人に

あるのだ。

国民に真実を知らせる勇気も能力もないのが大問題なのだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

第93回

第93回 令和2年 11/8 SUN
14:00

テーマ: 「愛子皇太子の可能性」

INFORMATIONお知らせ