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笹幸恵
2017.1.23 15:42

1/23野田幹事長の代表質問

民進党の野田幹事長の国会での代表質問。
財政問題から米ロ中韓などの外交政策について質問を重ね、
最後のほうで天皇陛下の退位問題について触れていました。
まずもって、陛下がビデオメッセージで真摯な問いかけをされたこと、
この異例の展開は政治家の不作為でもあったと述べています。

そして平成31年の元旦を即位と新元号の開始日にする報道が流れ、
のちに宮内庁次長がこれを否定する見解を述べたことに対し、
官邸と皇室・宮内庁との意思疎通ができているかを問いました。

また有識者会議が最初から特別法という方針ありき、
政府のアリバイ作りだときっちり指摘し、
民進党は皇室典範の改正によるべきだとの考えであること、
さらには退位の規定(皇嗣が成年であること、天皇の意思、皇室会議の議決)も
ここで具体的に述べていました。
少しでも違憲の疑いがあってはならないこと、
さらに皇室の維持のためには女性宮家の創設が必要であることも
触れていました。非常に理路整然とした印象を持ちました。

とりわけ語気を強めたのは、次の言葉。

「政争の具にしない」ということは、「議論しない」ということと
同義ではありません!!!


この間、テレビでチラチラ映る安倍首相の姿は、
経済や外交の質問のときと打って変わって、腕を組み、
なんだか目が遠くを見つめているようでした。
なんかもう、のらりくらりとかわす答弁の準備ができているから、
「何をいまさら」という感じを持っているような・・・。

いや、先入観はいかんよ。


で、野田幹事長のこれらの質問に対する安倍首相の答弁。

まず「え?」と驚いたのは、
元号に関する報道について政府は全く関知していなかった、
という言葉。
政府がこれを検討していたんじゃないの?
検討もしていないのに、勝手に一人歩きしたということ?

ちなみに産経新聞では元号の検討についてこう書いている。

「複数の政府関係者が明らかにした。譲位の日時に関しては
『〇年以内に政令で定める』として法案に明記せず、
皇室会議を経て閣議決定する方針」

これ、まるっきりの嘘だったということでしょうか。
だとしたら大本営発表さながらの大ぼらをマスコミは報じたことになる。
まさか、政府が報道各社にこれを流して、ともかく時間がないという
印象操作をしようと思ったけど、宮内庁から横やりが入ったから
「ボク知らない」って逃げているんじゃないだろうね!?

安倍首相はさらに、有識者会議の論点整理が行われること、
これに対する各方面の動向を見据え議論を深めていくこと、
そして「政争の具にしてはならず、政治家がその良識を発揮しなければ
ならない」と述べていました。

あ、結構予想どおりの、のらりくらり。


政治家の良識を発揮――その言葉、果たして本当でしょうか
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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