ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2017.1.30 02:29日々の出来事

「朝ナマ」見たが無意味である


昨日コンテの絵を入れながら、「朝まで生テレビ」を見て

いたが、核心的な議論をやらないままで終わってしまった。

トランプは「保護主義」を唱えているのに、その意味を

理解する論客がいないからである。

 

あきれたのは森永卓郎氏がせっかく米軍にお引き取り願え

ばいいと言ってるのに、これを三浦瑠麗氏とホリエモンが

潰したことである。

 

三浦氏がフィリピンの例を持ち出していたが、フィリピン

の軍と自衛隊では比較にならない。

我が軍ははるかに強い!

 

ホリエモンが「核はどうするんだ」と恫喝してたが、

米軍がいなくなれば、核保有が必要だという論議に一気に

火がつく。

憲法改正も一気に成し遂げられる。

 

ようするに日本人はアメリカというパパに甘えている

ニートに過ぎない。

パパがいなくなれば独立心が芽生えるのだ。

 

徴兵制まで議論する三浦瑠麗氏が米国依存症からは脱却

できないというのは矛盾が激しい。

従米主義なら徴兵制の議論なんか必要ない。

 

しかしホリエモンが雇用なんか取り戻しても無意味、

どうせロボット化で雇用なんか必要でなくなると主張

するのは、まるで漫画の世界だ。

多分、ロボット化・近代化すれば、働かなくても

ベーシックインカムを導入すればいいと言うのだろう。

あまりに人間と労働に対する洞察が薄っぺらい。

ソルジェニーツィンくらい読んだらどうだ?

移民もロボットも一緒だ。排撃するだけだ。

 

そもそも誰もかれもが「普遍的な資本主義」があると

思い込み、グローバリズムを歴史の不可逆的な潮流と

思い込んでること自体が浅はかだ。

そんな連中にはトランプが悪にしか見えないだろう。

例えトランプ政権にウォール街の人材が入り込んでいよう

とも、トランプが保護主義で行くと公約したんだから、

それを貫くだろう。

 

安倍晋三が訪米して「自由貿易の大切さ」なんか説いても

トランプは説得される男ではない。

大統領就任演説で保護主義を宣言したばかりじゃないか!

わしはトランプの経済政策は十分理解できる。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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