ゴー宣ネット道場

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笹幸恵
2017.1.31 16:45

耳当たりの良い言葉

時間がないから、とりあえずは今の天皇に限って

退位できるよう特例法で対処して、

皇室典範の改正はじっくり時間をかけて検討する。

 

これは一見、じつに耳当たりの良い言葉です。

素朴で情が深い人ならば、

「そりゃ、そうだな。陛下もご高齢だから」

と思うでしょう。

また優秀で合理的な思考をする人ならば、

「そのほうが段取りとしてはスムーズだ」

と思うかもしれません。

 

しかし、です。

この耳当たりの良いフレーズには、

いくつかの落とし穴があります。

 

〈その1〉

憲法第一章第二条「皇位は、世襲のものであって

国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する」

これを素直に読めば、特例法を制定する余地はありません。

少しでも憲法違反の疑いがあってはなりません。

 

〈その2〉

ことは退位だけでなく、即位にも直結します。

今の皇太子殿下は憲法が指定している皇室典範ではなく

特例法によって即位することになるのでしょうか。

ここも、少しも憲法違反の疑いがあってはなりません。

 

〈その3〉

今の皇太子殿下が即位した途端、「皇太子不在」という

事態が生じます。特例法で対応できるのでしょうか。
(もし何らかの形で対応できたとしても、なぜそれを特例法で
定めるのかという根拠に欠きます)

 

〈その4〉

特例法は「一代限り」、つまり、その場しのぎの対応であり、

「皇位の安定的継承」につながりません。

 

俯瞰してみれば、誰にでもわかることですが、

男系での皇位継承では不安定にならざるを得ません。

少しでも安定的な継承を考えるのであれば、

女性・女系天皇や女性宮家の創設を考慮するのは

当然のことです。

それを「時間がないから」などと言うのは

政治の怠慢でしかありません。

ビジネスの世界だって、「時間がなくて」という

言い訳なんか通用しません。

「時間はつくるものだ」と上司に怒られるのがオチでしょう。

ましてや国の根幹にかかわる問題です。

時間をつくって議論するのは当然のことです。

 

というか、時間はかかりません。

「時間がかかる」という前提そのものが

まやかし。欺瞞。嘘っぱち。

耳当たりの良い言葉は、特例法で押し通したい人の
都合の良い言葉にすぎません。

 

〈その5〉

特例法制定後、本当に皇室典範改正の議論が行われるかどうか

わかりません。もし行われなかったとしたら?

 

特例法のあとに皇室典範改正を議論するんだから

いいじゃないかと思う人がいるかもしれません。

が、甘い。

野田内閣が解散時の条件に出した衆院議員の定数削減は

実行されたでしょうか。

安倍さんは当時、はっきりとこれを約束していますが、

今もなお実現に至っていません。

 

TPPも、離脱したトランプ米大統領を何とか説得しようと

躍起になっています(そろそろ諦めた?)が、
自民党はもともとTPPに明確に
反対していました。
ASEANのほうが良いと言っていたのです。

しかも、野田政権による情報提供が不十分だと攻撃していたのに、

自分たちは交渉の資料を、終戦直後の教科書かと思うくらい

真っ黒に塗りつぶしてきました。

政権とったら方針も対応もガラリと変わるのです。

 

皇室典範の改正だけは、地道に、愚直に、たとえ世論の関心が

薄くなったとしても、「国の根幹に関わる」として

議論の俎上にのせ、真摯に検討を重ねていくでしょうか。

 

もし本当に、心底、少しの疑いもなく「大丈夫だ」と

思える人がいたら、その人は底抜けのお人よしか、

「お上にまかせときゃいい」という思考停止状態に陥っています。

 

「あれ、ちょっと危ういな」と思う方、

議論を通して自分の脳みそで考えてみたいという方は、

ぜひゴー宣道場へ。

応募締め切りは本日中です。

 


 「大御心か?権力か?」

平成29年2月12日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

212日(日曜)の「ゴー宣道場」は、

『大御心か?権力か?』と題して、

「生前退位(譲位)」の議論をさらに盛り上げます。

 

ゲストに民進党の細野豪志議員山尾志桜里議員

迎え、大御心に沿う譲位を実現する方法を話し合います。

 

現在、民進党と共産党が譲位は「皇室典範改正」によるべき

と主張しています。

王道を歩むなら党派性は関係ない!

頭山満のように、わしは人格で評価するつもりです。

 

民進党の党勢の復活も、「尊皇心こそが真正保守」という旗を

掲げることにあると、わしは思っています。

細野議員山尾議員の人柄と覚悟を、「ゴー宣道場」に

参加してぜひ知ってほしい。

 

大御心を踏みにじり、権力を盤石にすることの危険性を、

「ゴー宣道場」で大いに議論しましょう。

応募締め切りは21日(水曜)です。

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

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ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

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当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成29年2/1(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

次回の開催予定

第92回

第92回 令和2年 10/11 SUN
14:00

テーマ: 「『コロナ論』が炙り出したもの」

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