ゴー宣ネット道場

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笹幸恵
2017.2.5 04:01

サピオ読後感


 

私もサピオ読みました。

もうすでに他の師範方が言及していて

今さら私があれこれ言うこともないのですが、

いろいろと驚きの連続でしたので、ひと言。

 

八木秀次氏、多分ゲラをチェックしたのだと思うけど、

この状態でよく載せようと思ったものです。

一読すれば、完全に論理が破綻しているのが

誰でもわかります(ごく普通の国語力があれば)。

 

皇太子の定義を「語感の問題」と言ってみたり、

旧宮家の男子を連れて来る話も政府は把握してるとか

してないとか「どっちなの?」って感じだし、

事前の記者会見は必要ないとか言い出すあたりは

もう開いた口がふさがらない。暴論もいいところ。

法律とか手続きとか国民の理解とかは一顧だにせず、

ただひたすら「男、おとこ、オトコ!!!」

男系原理主義者の限界見たり。

私もライターの仕事で対談の構成をすることがありますが、

この暴論を、ちゃんと暴論だとわかるように構成された

ライターの岡田仁志氏に敬意を表します。

 

その他の方々。

元TBSワシントン支局長の山口敬之氏。

野田さんの背後で何やらきな臭い動きがあるぞーーという

ことを一生懸命に言っている。

 

官邸が「パンドラの箱」と恐れる皇室典範改正を、

野田があくまで主張する背景には、「陛下のご意向」を

錦の御旗に安倍政権を土台から揺さぶるという「倒閣」の

においを嗅ぎ取る関係者は少なくない。

 

この方は、そもそも尊王心がないんだな。

権力べったりなんだな。

まずもって官邸が皇室典範改正を「パンドラの箱」と

思っていること自体が「政治の不作為」でしょう。

政治家の使命を果たしていないことを批判すべきでしょう。

安倍政権を揺さぶる「倒閣」のにおいっていうけど、

良心に照らして「この政権ではいかん」と思うのなら、

野党の政治家が真っ向から反対を主張するのは

ごく当たり前のこと。これこそ政治家の仕事。

安倍政権こそが絶対で、そこに反対する人間は

ともかく胡散臭いと言わんばかり。

挙句に「韓国ファクター」って、何だそれ。

 

ジャーナリストの東谷暁氏は

陛下のお気持ち表明を

「宮内庁の一部とNHK皇室担当者によるクーデター」

だと述べている。

ええ????

国事行為と公的行為の「内閣の助言と承認」については

高森先生のご指摘のとおり。

もはや私ごときには、何が言いたいのか理解できない。

 

評論家の古谷経衡氏。

民進党の皇室典範改正の動きは、

女性票を当て込んだ即物的な動機と、

野田さんの個人的野望なんだって。

「だから何?」としか言いようがない。

だからダメなの?

だからイイの?

どうか皆さん、陛下が何を望んでお気持ちを表明なさったのか、
今一度考えてみてください。
問題は「安倍政権を揺るがす野田」じゃないんですよ。
皇室の安泰のために今やるべきことは何か。

これが本質なんですよ? 

高森先生の論考は圧倒的な説得力。

ヘンテコ陰謀論なんかではなく、

この問題から真正面に向きあい、問題点を洗い出し、

陛下には「やっていただいている」のだと説いています。

 

ゴー宣道場の師範だから「ひいき目」に見ているのではありません。

私の中のつたない「国語力」による判断です。

 

 

 

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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