ゴー宣ネット道場

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高森明勅
2017.2.18 22:00

皇室典範の「強制」規定

一般には殆ど気付かれていないだろう。

皇室典範には、皇籍からの離脱を「強制」する規定がある。

第11条第1項に、15歳以上の内親王、王及び女王は
「その意思に基き、
皇室会議の議により」皇籍を離れることが出来る、
との規定がある。

その次に、第2項として親王(皇太子及び皇太孫を除く)、
内親王、王及び女王について、
以下のように規定する。

「前項の場合の外、やむを得ない特別の事由があるときは、
皇室会議の議により」
皇籍から離れる、と。
「前項の場合の“外”」
とサラリと書いてある。
しかし、「前項の場合」とは「意思に基」
く場合だ。
つまり、ご本人が皇籍離脱を希望された場合。

そうでない場合というのは、
ご本人がそのような希望を持って“
おられない”場合。

ストレートに言えば、ご本人は皇籍に留まりたいと
考えておられる場合だ。

そうであっても「やむを得ない特別の事由があるときは」
皇室会議を招集し、その議決で皇籍離脱を“強制”出来る、
という仕組み。

これは畏れ多いことながら、ご本人に
懲戒に値する行為があつた場合その他皇族としてそ
の地位を保持す
ることを不適当とする事情」
が生じた場合の対処法だ(法制局「
皇室典範案に関する想定問答」)。

また「皇族の数を調節する必要を生じた場合」(同)
も想定されている。

いずれにしても、“強制”である点は共通している。

第14条にも、民間から嫁がれた妃殿下が夫を失われた場合、
その意思によ」るケース(第1項)と、
「(そのケース)の外」
として「やむを得ない特別の事由があるとき」
の皇籍離脱を、
規定している(第2項)。

これも、ご本人の「意思」によらないのだから、
“強制”に他ならない。

何故このようなことを述べるのか。

譲位の「恒久的なルール」を定める際に、
言う迄もなく、
強制の可能性を排除することが最も肝要。

にも拘らず、上引の「やむを得ない…」という表現は一見、
“高齢譲位”
を可能にする普遍的な要件に相応しいと
錯覚されかねない。

確かに、高齢による衰えも
「やむを得ない特別の事由」だよな、
と。

だが、そうではないと、注意を喚起したいのだ。

字面だけを見ていてはいけない。

典範の中で、具体的にこの表現が“どのように”使われているかに、
目を向ける必要がある。

万が一
「天皇は、“やむを得ない特別の事由があるときは”、
皇室会議の議(
又は国会の議決)により、退位する」
といった条文が、皇室
典範の改正であれ、特例法であれ、
新たに追加されたら、
どうなるか。

それは、天皇のご意思に“関わりなく”
退位が行われ得る法的な根拠が整うことを意味する。

紛れもなく「強制」退位が可能になるのだ。

勿論、そんなことは断じて許してはならない。

今後、法的な詰めの段階に入ると、こうした、
ややもすると“
細かな言い回し”として見逃されがちな部分が、
「主戦場」
になる可能性が高い。

油断大敵。

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「自民党にもいる尊皇派」

平成29年3月12日(日)午後2時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

312日(日曜)開催の「ゴー宣道場」は、
『天皇論 平成29年』発売記念として、
本書に関する議論を行なう。テーマとしては、

「自民党にもいる尊皇派」を掲げる。

 

男系固執の安倍政権による全体主義的な同調圧力に
屈せず、公の場で声を上げてくれる自民党議員は
少ない。

特例法に反対で、皇室典範改正支持、女性宮家創設に
賛成する議員はいるが、残念ながら「ゴー宣道場」と
日程が合わないケースもあった。

 

そんな中、勇気を持ってゲスト出演を了承してくれた
貴重な自民党議員が
船田元氏である!

 

ただし船田氏が地方から戻って、「ゴー宣道場」に駆け

つけてくれる時間が16時(午後4時)になるので、

今回の道場は、開始時間を14時(午後2時)からにして、

終了時間を17時(午後5時)にする。

 

今の自民党内で数少ない尊皇派の一人である船田氏が

果たして何を思い、何を語ってくれるか?

 

天皇陛下が皇室典範改正で、堂々と退位できるか否か、

いよいよ正念場が近づいている。

自民党は5月に法案を出すと言ってたから、3月、4月で

決まってしまうだろう。6月にはもう終わっている。

この状況では、毎月、「ゴー宣道場」を開催せざるを得ない。

しかも今回は、応募締め切りが31日(水曜)と迫っている。

何が起こるか分からない、予断を許さぬ時期だ。
ゲストもまだ増えるかもしれない。

ぜひ参加しよう!

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

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お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
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「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
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申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成29年3/1(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

次回の開催予定

第92回

第92回 令和2年 10/11 SUN
14:00

テーマ: 「『コロナ論』が炙り出したもの」

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