ゴー宣ネット道場

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高森明勅
2017.2.21 22:00

「恒久制度化」批判に根拠なし

2月20日の自民党の高村副総裁の記者会見。

譲位の“恒久制度化”を批判して、以下のように述べた。

どこまで将来の予見可能性があるか、
また要件を設定することが必要だが、
詳しく書くことは困難で、
漠然としたものだと恣意的に使われないかという
懸念が指摘されて
いる。

仮に具体的な要件を設定する場合、
天皇の意思を要件とすると憲法に反するのではないか、
年齢を要件とすると一律に決めにくい、
職務遂行能力を要件とすると世襲制との整合性をどうするのか、
といった課題がある。
現時点で適切な要件の設定は極めて困難である」と。

実にお粗末。

(1)最終的な決定権が皇室会議にあるにも拘らず、
天皇の意思」を要件の“1つ”に加えることすら許されない、
というのは「強制」退位しか認めないことを意味する。
そのような非人道的な憲法解釈は、
どう考えても異常ではないか。

第4条の「国政に関する権能」を拡大解釈し過ぎだ。

これについては、朝日新聞(2月21日付朝刊)

社説がこう述べている。

「理解に苦しむ話である。
皇室会議などの議決を併せて必要とすれば、
進退を天皇の自由な判断に委ねることにはならず、
憲法の趣旨に反するとは思えない
そもそも意思を確認しないままでは、
まさに強制退位になるではないか。
制度化を避けるために、
筋の通らぬ理屈を展開しているとしか見えない」と。

それが常識的な受け止め方だろう。

今回のご譲位自体、紛れもなく「天皇の意思」による。

それも憲法違反なのか。

(2)年齢を要件にしようとは誰も言っていない。

(3)職務遂行能力を要件にすることも誰も考えていない。

しかも「世襲制」の君主国では、高齢の衰えによる譲位は、
どこでも普通に行われている。

そこで「整合性」がことさら問題視された例はない。

これも、「筋の通らぬ」奇妙な言い掛かりと言うしかない。

逆に特例法は「ルールなき先例化」となり、
強制や恣意的な退位を防げない。

それに対し、高村氏はこんな言い訳をしている。

その時点の状況を的確に踏まえた慎重な判断と
立法手続きで恣意的
運用は十分回避可能」と。

「その時点」で「状況を的確に踏まえた」り、
「慎重な判断」がなされるという「
予見可能性」は、
どこにあるのか。

無責任な希望的観測に過ぎない。

こんな楽観が許されるなら、
そもそも恒久法は一切、不要になる。

私がかねて提案して来た3要件なら、百年後でも通用する。

1、皇嗣が成年に達している。
2、天皇のご意思に基づく(
強制にならないことが保証される)。
3、皇室会議の議決による。

自民党は将来、これらのどれか1つでも、
不都合になると主張し得る根拠がもしあるなら、
それを明確に示して欲しい。

___________________________

「自民党にもいる尊皇派」

平成29年3月12日(日)午後2時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

312日(日曜)開催の「ゴー宣道場」は、
『天皇論 平成29年』発売記念として、
本書に関する議論を行なう。テーマとしては、

「自民党にもいる尊皇派」を掲げる。

 

男系固執の安倍政権による全体主義的な同調圧力に
屈せず、公の場で声を上げてくれる自民党議員は
少ない。

特例法に反対で、皇室典範改正支持、女性宮家創設に
賛成する議員はいるが、残念ながら「ゴー宣道場」と
日程が合わないケースもあった。

 

そんな中、勇気を持ってゲスト出演を了承してくれた
貴重な自民党議員が
船田元氏である!

 

ただし船田氏が地方から戻って、「ゴー宣道場」に駆け

つけてくれる時間が16時(午後4時)になるので、

今回の道場は、開始時間を14時(午後2時)からにして、

終了時間を17時(午後5時)にする。

 

今の自民党内で数少ない尊皇派の一人である船田氏が

果たして何を思い、何を語ってくれるか?

 

天皇陛下が皇室典範改正で、堂々と退位できるか否か、

いよいよ正念場が近づいている。

自民党は5月に法案を出すと言ってたから、3月、4月で

決まってしまうだろう。6月にはもう終わっている。

この状況では、毎月、「ゴー宣道場」を開催せざるを得ない。

しかも今回は、応募締め切りが31日(水曜)と迫っている。

何が起こるか分からない、予断を許さぬ時期だ。
ゲストもまだ増えるかもしれない。

ぜひ参加しよう!

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
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申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成29年3/1(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

次回の開催予定

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第92回 令和2年 10/11 SUN
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テーマ: 「『コロナ論』が炙り出したもの」

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