朝日新聞の今朝の報じ方によれば、全体会議で、野田幹事長が
「特例法の要件に、天皇の意思が盛り込まれるか?」と質問
していたから、民進党が特例法容認に転換したかのような
書き方をしている。
「今後は典範改正の書きぶりによって、特例法を容認できるか
どうか検討することになりそうだ」と書いている。
社民党も特例法容認を示唆したらしい。
だが、この朝日新聞の見かたは間違っている。
読売新聞も安倍政権寄りだから、特例法で済ませるための
世論誘導を行っているので、信用しない方がいい。
山尾志桜里氏から電話があったが、野田幹事長はすでに
完璧に理論武装していて、自信を持ってるらしい。
全体会議をリードしているのも野田幹事長だという。
交渉の中の一部の言葉を取り上げて、新聞各社が、民進党が
妥協しそうだと報道するのは「世論誘導」だろう。
読売・産経は安倍政権の広報紙だから、初めから眉に唾つけて
読むのが常識だが、朝日新聞も権力に弱い。
記者の中にも、「退位させればそれでいい」くらいの安易な
考えしか持っていない者が多いのだろう。
しかし高村氏の「付則に皇室典範そのものと特例法の一体性
を示す文言を入れる」というのは論理矛盾が甚だしい。
だったら素直に皇室典範の本則に退位のルールを書き込めば
いいだろうが!
まっすぐ身体を伸ばすのを嫌がるあまり、くねくね逃げ回っ
て自分の身体が絡まってしまった蛇みたいだな。