ゴー宣ネット道場

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高森明勅
2017.3.14 21:00

評価の視点

大島衆院議長らが進めて来た天皇陛下のご譲位を巡る与野党協議。

いよいよ国会として一定の合意が形成されそうだ。

17日の全体会議に注目しよう。

これをどう評価するか。

基準となるのは2点。

(1)退位に憲法上の疑義を生じないか。
2)退位の恒久的なルールを作れるか。

この2つを満点でクリア出来るのは、
皇室典範本則の改正による恒久制度化。

だが、安倍政権はひたすら特例法による一代限りの対処を目指した。

これでは憲法違反の疑いを避けられず、
「ルールなき先例化」
に陥る。

だが国会では与党が圧倒的に優勢。

しかもメディアも特例法に偏った報道姿勢が顕著だった。

そうした極めて不利な条件下で、
皇室典範改正による恒久制度化という正論を掲げて
健闘して来たの
が、野田幹事長率いる民進党。

議席は少ない。

支持率も低い。

過去のトラウマを引き摺り、
党内にも問題の重大さを理解しなかったり、
特例法に共鳴したりする議員もいる。

そうした内外の困難さを抱えながら、
ほぼ我々が提案した線で奮闘戴いた。

その結果、政府が設置した有識者会議は一先ず、
迫力のない両論並記の報告でお茶を濁すしかなかった。

大島議長らが調停に乗り出し、野田幹事長の
提案で与野党協議の為の
全体会議も発足。

その議事録が公開されることになった。

そこで議論を重ねた結果、先の評価基準に照らして、
それなりの成果を得つつあるようだ。

特例法が皇室典範と「一体をなす」
という趣旨の規定を
典範の付則に追加し、
曲がりなりにも憲法第2条の“要請”に対応。

恒久的ルールについても、与党側から
「退位3要件」
に一定の配慮をした、いくつかの提案があった。

要件1(皇嗣)については、皇太子が成年であることが法案に
明記される。

要件2(ご意思)は「御心労」などの表現で盛り込むという。

要件3(皇室会議)は、退位日を政令で決めるにあたり、
皇室会議の意向を確認するという手順を踏む。

これらは、明確な「退位要件」でもないし、
恒久的な法規範でもない。

だが、新しい時代の“最初”の譲位がこうした条件下で行われれば、
それは事実上、後代への規範として拘束力を持ち得る。

加えて、女性宮家創設を含む皇位の安定的継承への検討について、
与党側の前向きな姿勢を引き出したことも重要だ。

遅滞なく進めるよう政府に求める」(自民党)、
内閣で検討を開始すべきだ」(公明党)と。

勿論、まだ油断は出来ない。

17日の合意がどうなるか。

それでも苦しい制約を背負いながら、
野田氏ら民進党関係各位の努力が、事態をここまで動かして来た
事実は、
わが国の将来の為に大切な意味を持った。

それを疑う必要はないだろう。

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「天皇の願いは叶ったか?」

平成29年4月9日(日)午後1時 から
福岡『リファレンスビル駅東ビル』 にて開催します。

「リファレンスビル駅東ビル」
(住所:福岡県福岡市博多区博多駅東1-16-14)は、
JRおよび福岡市営地下鉄
『博多駅』 の 筑紫口 より徒歩4分です。 

リファレンス会議室は博多駅周辺に3カ所あります。
九州ゴー宣道場の会場は「駅東ビル」です。
お間違えないよう、ご注意ください。


リファレンスビルのHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

いよいよ「九州ゴー宣道場」
4月9日(日曜)
13時から開催する。
テーマは『天皇の願いは叶ったか?』とする。
自民党の思惑通りに進めば、4月には特例法の法案作りに
入っている。
民進党を始めとする野党が皇室典範改正を貫けば、
別の
展開が生まれている。

さらに森友学園スキャンダルの追及次第では、
安倍政権が
吹っ飛んでいる可能性がある。
石破茂氏に皇室典範改正を託すことになるか?
政界の動きと、『天皇論 平成29年』の反響も含めて
議論する「ゴー宣道場」になるだろう。

トップページ右側の博多にわかの面のバナーからも
状況を知ることができる。

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当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


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高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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