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小林よしのり
2017.3.20 23:36日々の出来事

豊洲移転は支那事変である


豊洲移転こそが「解」だという前提に立てば、

小池都知事は不作為の責任が問われることになる。

橋下羽鳥の番組で、誰もが科学的合理主義から豊洲は

安全と言っているのだが、わしには全く理解できなかった。

 

科学なんか常に「仮説」である。

それは原発が安全と思い込んでいた失敗から学んだ。

 

わしは元々、築地残留派であり、「築地ブランド」を守り、

築地市場を改善していくことこそが「解」だと思っている。

 

豊洲移転を決定し、だらだらと進めてきたのは支那事変の

失敗と同じだと考える。

この流れをいったん中断した小池都知事の判断は正しい。

よくやったと褒めたい。

政局に利用しているなどという邪推を、わしは受け入れない。

小池百合子の人気に嫉妬しているのだろう。

 

近代化こそが善というが、馬鹿馬鹿しい。

近代化というなら、今どきは産地直送システムであって、

仲卸業自体が衰退する産業である。

それを豊洲のビルに閉じ込めて、延命措置をしたところで、

どうせ衰退する流れは止められない。

ならば、築地ブランドを守るしかないではないか。

 

築地から「市場」本体を消滅させれば、ブランド力が落ちる。

豊洲ではブランドの形成は無理である。

結局、移転すれば、築地も豊洲も共倒れになる危険がある。

 

科学と合理こそが正義と妄信して、その実、全然合理的では

ないのだから、今どきの知識人は、支那事変を止められな

かった戦前の軍人と同じメンタルなのだろう。

情けない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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