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高森明勅
2017.6.18 01:00

「安倍政権語」辞典が必要だ

安倍政権は、ひたすら国民をうまく騙す手口の研究を、
深めているようだ。

騙しの手口の1つは、独特の用語。

もはや「安倍政権語」と命名してよいレベルに達している。

例えば、「テロ等準備罪」。
これまで何度も廃案になった共謀罪をそのまま持ち出すのは、
いくら何でも厚顔無恥すぎる。
そこで「準備罪」と言い換える。
でもそれだけだと、誤魔化しが丸見え。
そこで、見栄えのよい「
テロ」を追加。
でも実はテロ対策とは無関係。
あとで嘘がバレても困る。
そこで魔法の言葉「等」
をまぶして出来上がり。
“等”がくっついた瞬間に、「
テロを含む」という意味に早変わり。
「テロを含む」というのは、
テロも除外はしていませんよ、
というだけの意味。
決してテロをメインに据えている訳ではない。
「キノコ窃盗等」
でも、意味は全く同じ。
そこを、わざと誤解させようとしている。
国民が後で「騙したな!」と怒っても、
「いやいや、
よく見て下さい。ちゃんと“等”とあるでしょ。
勝手に誤解した方が悪いんですよ」と言い訳できる。

天皇の公務の負担軽減“等”に関する有識者会議」の場合、
最終報告では経緯説明を除き、具体的な提言の中に
天皇の公務の負担軽減”への言及が全く無かった位だ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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テーマ: 「コロナ後のリベラル」

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